今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

夢の警告

2018年04月01日 | 心理学

夢を”分析(解釈)”するに値するかは、議論のあるところで、夢の中身は睡眠中の記憶の整理カスにすぎないという視点もあるが、私は「夢は無意識からのメッセージ」というユングの視点が気に入っている。

一晩に夢は複数回見るが、ユングによれば、それぞれ内容が違っていても一貫したテーマがあるという。
昨晩の数回の夢では、夢ごとに場面やストーリー、登場人物は異なっていたが、確かに海沿いを旅するというテーマが一貫していた。

ユング的な象徴解釈では、は無意識そのものを意味し、
は心の探究を意味する。
夢の中の私は、陸地(意識)に沿って海(無意識)と接しようとしていたわけだ。

実際、スピリチュアルな方向への関心が高まっており、システム3※の高次元の自己だけでなく、システム1の潜在意識のパワーにも関心を向けている最中だ(毎日そのトレーニングをしている)。
※システム1〜3は「心の多重過程モデル」の用語。 

そして目覚める直前の最後の夢は、私の今晩の夢シリーズの最終回(クライマックス)である。
その夢の中で私は、車を運転しており、海沿いの高架のハイウェイを快走している。
だが、目的地に向う分岐を見過ごし、しかもスピードを出したままだったので、沖に向かう急カーブを曲がりきれず、海の上の道路から空中に飛び出して、海に向って転落する。
落下中、絶望的な状況でなすすべもなく、死を覚悟した(この時の気分は現実では絶対味わいたくない)。
自分の声ではなく車外から女性の叫び声があがったところで目が覚めた(落下が夢だとわかってホッとした)。

海が無意識なら、自分が運転しているは自我(システム2)を意味する。

この夢は、私が自我のコントロールを誤り、その自我が無意識の海にはまり込んでしまう危険を示している。
すなわち、潜在意識への安易なかかわりに対する、潜在意識側からの警告夢とみなせる。

この警告を肯定的に解釈すれば、きちんと心の地図を見定めて、急がずに慎重に自我をコントロールしながら進みなさい、と読み取れる。

潜在意識に関心をもつと、潜在意識の方からコミュニケーションをとってくれる。
そのコミュニケーションツールが夢なのだ。
記憶の整理カスではない、メッセージ性のある夢を見させてくれる。 
そのメッセージをきちんと受け取るのが意識側の任務だ。 


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