今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

ネッククーラーよりいい

2023年08月08日 | 生活

暑さ(熱中症)対策として、身につけるグッズは何がいいか。

私は長年、吸水ポリマーの首巻き(キャンドゥで110円)を愛用していて、基本的にそれで満足していたが欠点もあった。→吸水ポリマー首巻きの進化

それは、ポリマーが膨らむまで充分に吸水させるのに時間がかかり、外出時につけていこうと思いついても間に合わないこと。

今夏になって、流行りの「ネッククーラー」(Ω状の首巻き)なるものを買ってみた(買ったのは1000円近いもの)。
これはいわゆる冷凍物で、氷枕と同じく、人肌で常温に温まった後は無意味という欠点が明らかになった(いっときの冷感を味わえるだけで、屋外での長時間時の熱中症予防にならない)。
なので私にとっては使用価値なし。

自然界における冷却効果は、水の蒸発による気化熱に勝るものはない(人体も冷蔵庫もエアコンもこの物理現象を採用している)。

すなわち、氷(固体)ではなく、水(液体)として持続的に蒸発し続ける状態が理想。

吸水ポリマーは一応それを満たしているのだが、吸水状態の維持がまさって、蒸発力が弱いので、持続性は抜群なのだが、表面が乾燥してしまうと冷却効果が弱くなる。

吸水ポリマーの欠点を持たないのが、クール・タオルだ。

これもキャンドゥで110円(税込)なのだが、水にさらっと浸して、その場で絞って、首に巻くだけ。
吸水させる時間が不要で、すぐに使える。

そして、意外なことに、一向に乾かず、湿った状態がずっと維持される。
なので、肌から気化熱が奪われ続けるのだ(昇温を抑え続ける)。
しかもタオルだと面積が大きいので、装着面が暖まったら、他の面を当てれば冷たく、これを繰り返せる。

タオル型とバンド型があり、前者を首に粗く巻いていたら知らぬまに落としてしまった。
その点バンド型だと、首にも額にも付けられて落ちない。

冷たさとその持続時間、手軽さ、そして価格の総合評価でこれが一番(首と額の二箇所に巻くと気持ちいい)。