今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

浅草寺ご本尊の御姿

2020年07月19日 | 仏教

梅雨の合間の貴重な晴天(雲量的には曇り)の今日。
家(東京宅)にいるのがもったいないので、都バスで浅草に行った。

六区前でバスを降りると、すぐに浅草演芸場の通りに達する。
インバウンド頃並みではないが、それなりに人出があり、浴衣姿(若い女性)の観光客が目につく〔京都と同じくレンタルなんだろうな)。

通り沿いは、外にテーブルを出した居酒屋が並び、昼間からジョッキ片手に楽しい飲み会風景。
仲間と居酒屋で飲み食いしながら談笑するって、ホントに楽しいよな(自分には最近なくなった)。
飲食なのでさすがにマスクは外しているが、屋外なので、感染予防的には、問題はないか。

以前よりは格段に人がまばらな仲見世に出て、浅草寺の本堂に向う(右写真)。
写真にあるように、通りを歩く老若男女、皆マスクをしている。

以前は、本堂周囲に屋台村ができていたが、いまはそれがないこともあって、こちらも人がまばら。

本堂には、参拝の列ができていて(横に拡がればいいのに)、先頭の若い人が、堂々と神社式の拝礼をしている。
最近つとに目にするようになったので、この問題については、1つ前の記事にして、ネット検索できるようにした→1コ前の記事

さて、私は、朱印収集にはまったく興味ないが、仏像好きということもあり、御姿はほしい。
自宅から都バス一本で行ける浅草寺には幾度も来ているが、御姿をゲットしていなかった。
今日の目的はこれ。

ところが、本堂下の販売所にも、本堂中の販売所にも、見本の列に御姿がない。
あえて、販売所の人に尋ねてみた。
すると、奥から、御姿の大(200円)と小(100円)をもってきた。
大はA4の高さなのに200円、て安すぎ(1000円してもおかしくない)。
迷わず大を買った(右画像)。

なぜ御姿が見本として掲示されていないのか。
本尊が秘仏だから、御姿もおおっぴらにしたくないのか。
でも、口頭で求めれば、こうして普通に販売してくれる。
こういうこともあることを知った。
なので、こういうことに関心ある人用に情報提供のつもりでこの記事を書いた。

ついでに、隣の浅草神社に行き、そちらでも恵比寿様の御姿を求めた(500円、これが相場)。

浅草には観光客が多いが、浅草寺と仲見世だけでなく、花屋敷や演芸場・劇場、さらには隅田川の遊覧船などを含めると、一日つぶせる観光地だといえる。
飲食の店も豊富にあるし。


お寺での参拝の仕方:二拝二拍手一拝でない

2020年07月19日 | 仏教

おことわり:この記事はわがブログの読者向けではなく、ネット検索用にアップするものです。

最近、参拝者の多いお寺(仏教寺院)に参拝に行くと、

二拝二拍手一拝の神社式拝礼を、自信たっぷりと、ご本尊の前でやる人(しかもいい歳した人)が少なからずいて(場違いの拍手の音が響き渡り)、とっても悲しくなる。
日本文化の断絶に直面した思いがして。

こういう人の家には、仏壇はなく、親族の法事に参加する(社会的学習の)機会を得なかったようだ。

でも、初詣や祭礼で神社には行くのだろうな。

神社に行くと、拝殿の前に上の参拝の仕方が書いてある。
そして、お寺には書いてない。

上野の清水観音堂(寛永寺)には、神社式の柏手(かしわで)を打つ人の多さに見かねて、
ここでは手を打たないことと、仏式のやり方が日本語で(日本人向けに)書いてある。

仏式の拝礼は、とても簡単。
ただ心を込めて合掌するだけ。
回数を数える動作がない分、雑念なしに心を込めることができる(逆に言えば、神式の拝礼って異なる動作をそれぞれ頭で回数を数えるので身体運動的)
さらに読経(念仏・題目)や礼文(らいもん)、本尊の真言(マントラ)を唱えたらなおよし。
そして一礼。
その後、(余裕があったら)焼香するのが正しい。

そもそも、神社での拝礼も、神仏習合だった江戸時代は、合掌だったようで、→神仏習合での来拝の仕方
現代の神式の作法は、明治の神仏分離以降にでき上がった。

仏前で神式の拝礼をあえてする人は、信念で神式を貫いてるわけではなかろう。
そういう信念の人が、寺に参拝することはないはずだから。

やはり、仏式拝礼そのものを知らないためだ。
おそらく、キリスト教会ではやらないと思う(いや、そのうち「同じ”神様”だから」と解釈してやってしまうかも)
ということは、神社のように、お寺がそれを教示するしかない。
すでに”常識”ではなくなっているのだ。