またしても、予測できて実況もされている気象現象で犠牲者が出た。
気象災害は犠牲者0が可能であると思っているのだが、むしろ人の行動の方が予測困難。
風速25m/s以上の暴風圏に入ったら、軽い人は風に煽られ転倒する。
だから屋外にいてはならない。
それなのに、なぜ屋外にいるのか。
正常性バイアス、いや、気象災害に対する危機意識の低さなのだろう。
以前も記したが、防災の講演をした時も聴き手の関心は巨大地震に集中して、気象災害は我関せずの雰囲気。
地震に対する恐怖心の半分でも、気象災害に振り分けてほしい。
それにしても大阪の強風はすごかった(路上の車が風に吹き飛ばされるとは)。
風速50m/sなんて尋常ではない(時速180kmに相当)。
名古屋も記録的な強風で、わが大学に設置してある気象観測装置も、
翌日見に行ったら、倒れていて、雨量計部分が風に飛ばされてなくなっていた(強風対応の重しを置いていたのだが…)。
実はこの装置はもう壊れていて、新品を買ったので、交換をしようと思っていた矢先。
交換する前で良かった。