今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

岐阜駅前の温泉ビジホ

2015年04月26日 | 温泉

日曜に名古屋宅にいても退屈なので、気分転換に近場の温泉宿を探したら、岐阜駅前にあるビジネスホテル(以下、ビジホ)が天然温泉だという。

大浴場のあるビジホは最近増えたが、天然温泉はなかなかない。
岐阜市内にはれっきとした「長良川温泉」があるが、このビジホの温泉はそれではなく、西濃の池田町からの運び湯ということ。
前回泊まった半田のホテルも運び湯であったが、結構濃かったので、がっかりはしない。

名古屋から岐阜はJR快速で20分程度なので、一般的には、たとえ用事があったとしても、そもそも泊りに行く先ではない。
私の場合は、用事はなくても、温泉にゆっくり(幾度も)入りたいので、どんな近場であろうと、あえて一泊する(最低3回は入れる)。

新しいビジホだと、ノートパソコンでの作業も集中しやすいし、ベッドもセミダブルでリラックスできるので、決して無駄な散財ではない(一泊6千円程度)。

そのホテルは「ドーミーイン岐阜駅前」といい、岐阜駅北口のペデストリアンに沿って突き当たった所にあるビルの6階から上がそれ。

シングルルームはいわゆる居間空間がトイレ・台所・玄関から扉で分離されている(我が名古屋の棲み家と同じ)。
居間空間はベッドが主役だが、ノーパソでの作業スペースはきちんと確保されており、椅子も広め。
エアコンの他に空気清浄機も置かれている。
液晶テレビもシングルルームにしては大きめで、BSも映る。
また、テレビから大浴場の込み具合も確認でき、ヒーリング音楽も流せる。

客室のあるフロアには氷ディスペンサーと電子レンジがある。 

私は朝食(バイキング)なしの素泊りにしたが、サービスの夜鳴きソバ(ラーメン)にはあずかれる。

さて、温泉だが、浴室は岩風呂にしてあり、温泉宿の浴室のような風情を出している。
これだけで温泉気分になれる。

分析書によると、泉質は「ナトリウム−炭酸水素塩泉」とあり、溶存量は1223g/kgあるのだからホテルの案内にある「アルカリ単純泉」(溶存量1000g/kg未満の薄くつまらない温泉)ではない。

湯口でサンプルを取り、測ってみると、pHは源泉と同じく8.6あり、「アルカリ泉」に該当。
電気伝導率は、740μS(29.9℃)あるので、濃くはないがちゃんと成分がある。
pHと電気伝導率でいうと今月初めに行った「新湯の山温泉」に等しい(今月は温泉に3泊したことになる)。
酸化還元電位が+629mVと酸化側に高いのは、運び湯としていたしかたない。

大浴場のあるビジホでしかも運び湯の場合、入浴時間が限られる所が多いものだが、ここの温泉は、15時から翌朝10時まで入れるのもありがたい。
サウナと白湯の浴槽もあるが、温泉が目的の私には用がない。 

以上、温泉を中心として、かなり好印象で、実際、ネットでのコメントも高評価だ。
日本人にとっては、室内のバスタブは味気ないことこの上ない。
このように無理してでも温泉大浴場にしてくれると、私のような用事がない近場の人間でもわざわざ利用する。