今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

半田の温泉ホテル

2015年04月12日 | 温泉

愛知県半田市は知多半島の東側の付け根部分にあり、江戸前寿司の影の立役者である「ミツカン」の本拠地であるほか、愛知の地酒「國盛」の中埜酒造や童話作家・新美南吉を輩出している産業・文化的に深みのある所。

その半田には「カンデオホテル」があるので、名古屋から近いのにあえて泊り旅をしていたが、カンデオホテルの数少ない欠点として、屋上の風呂が温泉でないことと夕食が取りづらい環境であるため、別の宿を探していた。

目に留まったのが”天然温泉”を謳う「みどり館」という宿。

温泉といっても、南知多の温泉を移送し、しかも日帰りスパとして使っている。

ただ、居酒屋を併設しているので夕食には事欠かないし、朝食付きで4000円切る価格もあるのが気に入り、かくして交流遠足の翌日に予約した。

今度の宿は駅からは遠いので、車をつかった。
途中でけっこう渋滞にあい、片道100分かかった。 

チェックインは16時からとちょっと遅め。

部屋はシングルにしては広く、我が名古屋の棲み家に匹敵する。
喫煙の部屋だったが、空気清浄機があるので臭いは気にならない。
ただ照明が暗いため、読書にはむかない。

風呂は日帰りスパ。
数ある浴槽の中で”温泉”は半露天の1つだけなので、専らそれを利用。
低温にしてあるのでじっくり浸かれる(源泉の湯温は27℃)。

分析表を見ると、源泉は南知多の内海温泉で、泉質は「ナトリウム塩化物強塩泉(高張性)」。
すなわち、温泉成分がすこぶる濃く、溶存量は30000mg/Kgを超える!
手持ちの電気伝導率計でも計測不能とされ10000μSを超えている。
こんな濃い源泉のある内海温泉に行きたくなった。 

ただ他所から持ってきている湯でしかも循環湯なので、酸化還元電位は高い(湯が古い)と思ったが値は+150mVと宿の水道水よりはるかに低かった。

夕食は、併設の居酒屋レストランで取る。
一人カウンタ席に座って、ビールとつまみを頼み、いかにも出張族という雰囲気を出す。

結局、夕食で2400円使った。

何しに来たのかよく分らないが、たいした散財もせず、時間つぶしにはなった。