goo blog サービス終了のお知らせ 

今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

わが家の元日

2012年01月01日 | 歳時
<前の記事の続き>
さて、昼過ぎに弟一家がやってきて、新年の祝いとなる。
私は外出用の羽織・袴から、正装の烏帽子・直垂(ひたたれ)に着替え、
雅楽・越天楽の調べをBGMに、”屠蘇の儀”を式三献にて執り行なう。
盃に三度に分けて注がれた屠蘇酒を若い順から三口ずつ飲み、一順。
それを盃を替えて三度行なう(いわゆる「三三九度。
詳しくは我がサイトの作法トピックスの「正しい正月の迎え方」参照)。
それが終わって、皆で「おめでとう」と言い合せ、祝宴となる。

まずは、幼い甥と姪にお年玉の授与だが、
私は市販のポチ袋ではなく、小笠原流の「鶴のお年玉袋」を千代紙で折ったものに入れて渡す。

以後の祝宴は、儀礼でないから、定型にこだわる必要ない。
我家のお節は、重箱ではなく、大皿に盛る(写真)。
酒は、甥の初登山の時に買った「天覧山」、それに例年の「越の寒梅」。

お節の中身は、ほとんどが酒の肴に等しいから、大人にとっては延々と食べ続けることができるが、
子どもにとっては、食指が進まないらしい。

甥は早々に食事を切り上げ、ゲームに興じる。
大人たちは、だらだら食べ続けただけに、夕食は不要。
かようにただ食べ・飲み続けるだけの生活は明日も続く。

しかも私は、正月に限って、湖池屋のポテトチップス「のり塩」の大袋を複数買って、家中で食べ放題状態にする。
これは私が今より10kg太っていた頃、好物の「のり塩」を普段は食べることを自ら禁じたものの、
正月三が日だけは解禁した行為が今も続いているのである。
風習とはかように作られていく。

謹賀新年

2012年01月01日 | 歳時
読者の皆様、あけましておめでとうございます。
皆様のご多幸をお祈りいたします。
ついでながら、今年も我がブログをごひいきに。

午前零時を迎え、近所の与楽寺(真言宗)に行き、除夜の鐘を突いた。
そうしたら、お守りとみかんをもらった。

翌朝、風呂に若水を入れ、沐浴とばかりに、今回は入浴剤を入れずに入浴。
白絹の下帯をつけ、羽織袴姿になって(腰には脇差代りに鉄扇を差し)、付近の鎮守の二社(諏方、八幡)に初詣。
ついでに谷中七福神のうち三寺も通りすがりに立ち寄る(一気に五社寺)。
しかも、三峰・御嶽・富士の山々の祠も走破。

和服は重ね着なので、意外に寒くない。
おみくじを引いたら、中吉だった。

さて、これから、弟一家を加えて、たっぷり時間をかけて、お節料理を堪能する。
今日から三日間は、真っ昼間から酒が飲める。