今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

3月3日は祝日にすべし

2006年03月03日 | 歳時
盆と正月についで重要な年中行事であった五節句※が明治政府によって無理やり廃止され、
なぜかその中の端午の節句だけが「子どもの日」という欺瞞的な名称をつけられ祝日になっている。
日本人にとっては端午の節句は男の子の、桃の節句は女の子の祝い日になっているのを無視して。
休日を国民の生活感覚から遊離して決める(「海の日」)のではなく、日本の伝統を大切にしろと国民に言うなら、その政府自身が大切にしなさいよ(おっとその前に、明治維新から正しい日本が始まったという、反伝統的「明治史観」を脱しないとね)。
あと7月の「海の日」は七夕の節句に、「敬老の日」は重陽の節句に休日を移すべき。
「昭和の日」だって、一部の世代にしか思い入れがないでしょ。
明治の日とか大正の日がないんだから。

※五節句とは、人日(1/7)、上巳(3/3)、端午(5/5)、七夕(7/7)、重陽(9/9)の節句の事。古代から江戸時代まで、明治政府によって廃止されるまで公式に祝われた。
東アジア文化圏に共通しているが、上巳と端午は室町末期頃から日本特有の意味に変わった。