博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大漢風』ノベライズ

2008年07月02日 | ドラマ『大漢風』
いつの間にか『大漢風』のノベライズなどという恐ろしいものが出版されていた模様……

中文原作を翻訳したものか、日本語のみのオリジナル企画なのかはわかりませんが、ドラマ版の見所だった、最凶ビッチ女王様の呂雉とか、人の心を苛つかせずにはいられない韓信とか、運命に翻弄されるにもホドがある月姫とか、二世皇帝・李斯・趙高の三馬鹿トリオとか、最凶ビッチ女王様の呂雉とか、女が原因で粛清される義帝といった濃いいキャラクターたちをどう描いているのか不安です……
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『鹿鼎記』その8(完) +『新・上海グラント』

2008年07月01日 | 武侠ドラマ
7月からテレビ東京系で放映予定の『新・上海グラント』ですが、地域によって放映曜日・時間・形態が違うみたいですね。テレビ東京では7月2日から開始で毎週水・木・金曜日の昼12時30分に放映ですが、テレビ大阪では7月6日から開始で、毎週日曜の朝5時45分に放映とのこと。

で、『鹿鼎記』第45~最終 50話であります。

通喫島で7人の妻プラス犬1匹と楽しい離島ライフを送り、3人の子供にも恵まれる韋小宝ですが、康熙帝の要望に応じて島を離れることを決意。しかし北京に戻ってみると康熙帝からは天地会の壊滅を迫られ、天地会の面々からは康熙帝の暗殺と総舵手就任を迫られてニッチもサッチもいかなくなり……

ということで長かった『鹿鼎記』もやっとこさ最終回まで到達しました。康熙帝の使者が通喫島にやって来て「小桂子、小玄子がお前を捜しに来たぞ!」と叫んで回り、韋小宝が思わず飛び出す場面は、梁朝偉主演のドラマ版では非常にいいシーンだなあと思いましたが、今回もやっぱり泣けました(;´д⊂)

ロシア絡みではアルバジン城攻略の場面は一応ありましたが、やっぱり端折り気味で、ソフィア皇女などは出て来ませんでしたね。この場面も含めてロシアでの展開はタイトルの由来となった鹿鼎山に関係しており、また無頼の徒の韋小宝がネルチンスク条約締結などの史実に関与するという話の大きさがこの作品の妙味でもあるのですから、ちゃんと残しておいてほしかったのですが……

最終話で家族とともに北京から逃亡して揚州行きの船に乗り込んだ韋小宝と、一人宮殿に籠もった康熙帝が時空間を越えてお互いの気持ちをぶつけ合っているシーンがありますが、このあたりはどうもホモくさいなという印象が(^^;) この作品をうっかり陳凱歌に撮らせたりしたらエラいことになりそうです。最後の最後にやってくれたなという感じですね。

あと、今回はプロデューサーの張紀中のゲスト出演がありませんでしたね。神龍教教主とか李自成役あたりで出るのかなと期待してましたが……

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