博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

瀋陽1日目 北陵公園(昭陵)

2008年10月03日 | 旅行・オフ会・展覧会
というわけで昨日の午後瀋陽から帰って来ました!ボチボチと旅の様子などを報告していきたいと思います。

出発は長春から瀋陽まで特急列車に乗って行きましたが、こちらの列車って基本的に4人掛けのボックス席なんですね。それで有無を言わさず相席の老夫婦と元吉林大学の院生の女性から食べ物をいただいたり会話したりすることに。なるほど、これは確かに教室で授業を受けるよりも勉強になりそうです(^^;) 

お互いの身の上を話したり、元院生の方から宋詞の本を見せてもらったりして楽しい時間が過ぎましたが、老夫婦の旦那の方が元中国近現代史の先生で「南京大虐殺は有ったか無かったか?」と聞いてくるのには参りました。取り敢えず「有った。日本の歴史教科書にもちゃんと載ってる」(ただ私の教えていた高校の教科書では、虐殺の規模については諸説あると注記しているのですが)と答えておきましたが……

宿に着いたのは午後3時過ぎ。観光に出るのには中途半端な時間ですが、(4時ぐらいに入場が打ち切られたりしますし)気にせずタクシーに乗り込んでホンタイジの陵墓の昭陵がある北陵公園にゴーです。

公園ではまずホンタイジの銅像がデーンとお出迎え。



参道の両脇には写真のようにラクダやら馬やら象(!)の石像が並んでます。



下の写真は小高い所から撮ったもの。



一番奥にある円墳にはホンタイジと孝端皇后ボルジギット氏が埋葬されているとのことです。

宿は瀋陽北駅にすぐ横にある瑞心東方酒店という三つ星ホテルですが、ネットで予約したら宿代が半額以下の1泊158元になりました。内装もまあまあだし儲けものだなと思ってシャワーを浴びようとしたら、ぬるい水しか出ない…… 「シャワーのお湯が出ない」って中国語でどう言えばいいんだろうねえと電子辞書をいじくりつつ途方にくれていたところ、ふと思いついて水を5分か10分ほど出しっぱなしにしていたちゃんとお湯が出て一安心です。こちらの安い宿って大体こんな調子なんでしょうか……
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3 コメント

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老師の故郷 (xihuan)
2008-10-03 22:58:18
瀋陽は、老師の故郷なので、楽しく読ませていただきますね~♪

老師は、瀋陽駅の駅前の(毛沢東)の銅像から割と近くに実家が有ると良く話してくれます。
瀋陽に有る、老辺餃子店の餃子が美味しいと言ってましたよ。今は東京にも有るらしく、高級店になったみたいですが?
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なつかしくもあります (川魚)
2008-10-03 23:37:11
北陵、ホンタイジの銅像なんかあるですか!わははは(笑
なんか無用に立派ですね~、
むかし、天安門の歴史博物館にいったときも
やたら過去の偉人の現代製立像なんかが多かったのを思い出します。
黄巣の(笑)銅像などまでもあって、
それが皇なつきさんの描く帝王図みたいに立派で、
正直、意味あんのか、思いました。
いま思い返したら、
案外、教育的観点から、老百姓に対して意義高いのかも??
中国の人民に残る、過去の意識形態とか拭うてくれたりとか。
沈陽ですが、かなりキメ細かく観光してきはりましたね、
わたしも行きのがしてるとこ多そうです。
汽車は、蒸気機関車でした?(もう無いのかな(^^;)
どうやら、硬座に乗らはったみたいですね。
あれは、話がはずむでせう(笑
北京に行くときは、是非、硬臥に乗ってください、
旅の醍醐味です。
マグカップも持って、給熱湯器からお湯もろて、茶いれたりね。

>「シャワーのお湯が出ない」って中国語でどう言えばいいんだろうねえ
わたしなら、「没有熱水」と言いますが、台湾語の干渉があるかもです。
「シャワー」とか、どうも難儀です。一応「淋浴」という言葉がありますが、台湾ではあんまり流通してへん気がします。
「おふろ」も大問題です。
「ふろに入る」は「洗澡」でばっちしなんですがねえ~。
「ふろ」単体は、言うたことも聞いたことも無いです。
中国の飯店、それでもお湯でましたか、
わたしが行った15年前は、完全に諦めてましたよ。
しかし、中国も変わったんでしょうねえ、
もっぺん行かんと居って、「中国知ってる」とか、もう言えぬですねえ~。
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Unknown (さとうしん)
2008-10-04 17:12:20
>xihuanさま
瀋陽は本当にいい所ですよ。関空から直行便が出てますので、機会があれば行ってみてください。

老辺餃子店はガイドブックにも載ってました。かなり歴史のある店みたいですね。

>川魚さま
>沈陽ですが、かなりキメ細かく観光してきはりましたね、

きめ細かいなんてとんでもない。かなり飛ばして見てます(^^;) 

>北京に行くときは、是非、硬臥に乗ってください、

寝台列車には色々としきたりがあるということで、不安半分期待半分といったところです…… そうそう、今度行く時は水筒を持って行かなきゃいけませんね。

それと今回乗った汽車は普通の電車でしたよ。都市部ではもうほとんど電車に入れ替わっているんじゃないでしょうか。

>わたしなら、「没有熱水」と言いますが、

それが一番分かりやすそうですね。覚えておきます(^^;)
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