博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

最近見てるドラマ(2023年3月)

2023年03月07日 | 中華時代劇
『顕微鏡下的大明』
馬伯庸原作の明代物。全14話の短編です。主人公の帥家黙は今で言う発達障害で算術の達人。そんな彼が居住地の仁華県に課された過大な税金の存在に気付いてしまったことから、仁華県の属する金安府を揺るがす大騒動へと発展し……という筋で、実際にあった事案に基づいているとのこと。『雍正王朝』『大明王朝』などの昔の反汚職時代劇の系譜を引いてますが、今風のコメディータッチの作品に仕上がっています。早くも『三体』とともに今年のナンバーワン作品の候補です。中国ドラマ、今年は本当に豊作ですね。

『去有風的地方』
『夢華録』に引き続いてのリウ・イーフェイドラマ復帰作第二弾。今回は現代物です。北京の高級ホテルで休む暇なく働きづめの許紅豆が、親友の急死をきっかけに仕事を辞め、二人で行こうと約束していた雲南に長期滞在することに。出だしはハードですが、第2話以降は朝ドラみたい、というか朝ドラ以上にまったりです (^_^;) 何の波乱もありませんw でもそれでいてちゃんと面白いという不思議な作品。「たまにはこういうドラマもいいかな?」と思える作品です。

『狂飆』
京海市の黒社会を牛耳る高啓強。もとは一介の市場の魚屋にすぎなかったが、市の公安局長を叔父に持つ安欣と知り合ったがために、そのつながりを利用して大物となっていき…… 2021年と2000年の状況が交錯して話が進む掃黒物。呉剛など『人民的名義』に登場した面々も出演。1話目から引き込まれます。今年の正月ドラマで一番評価が高かったということですが、それも納得の出来です。
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