『楚漢伝奇』第61~67話まで見ました。
さて、魏国では魏豹が項羽側に着くことを決断する一方で、薄夫人が占い師から「将来天子の母になる」と予言され、魏豹は「ならばオレは天子の父親か!」と有頂天になります。実際には後に薄夫人が劉邦の側室となり、その間に生まれた子供が文帝になるという含みなのですが…… ちなみにこのドラマの薄夫人は、下の画像のように地味顔のおばさんで、なぜか魏豹の軍師役となっています。(そう言えば于正の『美人心計』でも薄夫人は知謀冴え渡る呂后のライバルというキャラクターになっておりました。)
しかし魏軍は韓信に散々に敗れて魏豹・薄夫人の夫婦ともども捕らわれて劉邦のもとに差し出され、薄夫人はそのまま劉邦のもとに留まることに。
ついで九江王英布を劉邦側に寝返らせようと、随何が使者として派遣されますが、英布が自分と謁見しないとなれば、自分の宿泊する駅館に放火して騒ぎを引き起こし、項羽の使者が来ているとなれば、謁見の場に乱入してその場で使者を殺害。こいつのやってることは地味にDQNですな……
一方、項羽は劉邦の動きを軽くスルーして、自分に従おうとしない斉に出兵→斉兵を鎮圧→項羽撤退→項羽のいない間に斉兵が反攻→項羽が出兵……というのをループのように繰り返しております。その間に彭城に人質というか奴隷になっている呂雉らが脱走をはかりますが、楚側に見つかって失敗。だから合間合間にこうやって呂雉が苦難を歩む展開をねじ込むのは見ていて悲しくなるからやめろ(´;ω;`)
で、英布を服属した漢軍は、韓信の背水の陣によって趙軍を撃破。そして項羽が斉から戻り、滎陽で漢軍と対峙することになった楚軍に対し、陳平が離間の計を仕掛けることを提案。しかしそれには一万金の工作資金が必要だということで、劉邦「それで成功率はどれぐらいなんだ?」 陳平「2、3割といったところでございます」 劉邦「ならば二万金ならどうだ?」 陳平「5割ですな。」 劉邦「四万金なら?」 陳平「100%成功間違いなし!」 劉邦「よし、国庫から四万金持ってけ!」 と多額の資金をゲット。一万金ほど陳平が自分の懐に入れてそうな気もしますがw
まずは秦の降将司馬欣がターゲットに。流言・偽文書など様々な手を駆使して漢と密通しているというイメージを植え付けられたうえ、直属の上司曹咎が成皋を失って戦死する一方で自分が生きて帰ったことで、とうとう項羽に呼び出されることに。項羽に「俺はお前のこと疑ってるわけじゃないんだけどさ、他の連中の手前もあるしさ、今までの自分の言動を振り返って反省文でも書いてよ」と言われてしまいます。
その手の反省文を書かせて目障りな人間を精神的に追い詰めるのは、大躍進とか文革の頃の風習や(´Д`;) で、それを軽く拒否ると獄中でムリヤリ反省文を書かされることになり、自分が裏切り者という汚名を晴らせないと絶望し、象牙の箸で胸を突いて自害。象牙の箸というと、殷の紂王が象牙の箸を使っているのを見て、箕子が殷王朝の行く末を察したという『韓非子』のエピソードが思い出されますが……
結局司馬欣は非業の死を遂げても裏切り者として処理されてしまい、項羽は彼を庇い続けた范増を疎んじるようになっていきます。
さて、魏国では魏豹が項羽側に着くことを決断する一方で、薄夫人が占い師から「将来天子の母になる」と予言され、魏豹は「ならばオレは天子の父親か!」と有頂天になります。実際には後に薄夫人が劉邦の側室となり、その間に生まれた子供が文帝になるという含みなのですが…… ちなみにこのドラマの薄夫人は、下の画像のように地味顔のおばさんで、なぜか魏豹の軍師役となっています。(そう言えば于正の『美人心計』でも薄夫人は知謀冴え渡る呂后のライバルというキャラクターになっておりました。)
しかし魏軍は韓信に散々に敗れて魏豹・薄夫人の夫婦ともども捕らわれて劉邦のもとに差し出され、薄夫人はそのまま劉邦のもとに留まることに。
ついで九江王英布を劉邦側に寝返らせようと、随何が使者として派遣されますが、英布が自分と謁見しないとなれば、自分の宿泊する駅館に放火して騒ぎを引き起こし、項羽の使者が来ているとなれば、謁見の場に乱入してその場で使者を殺害。こいつのやってることは地味にDQNですな……
一方、項羽は劉邦の動きを軽くスルーして、自分に従おうとしない斉に出兵→斉兵を鎮圧→項羽撤退→項羽のいない間に斉兵が反攻→項羽が出兵……というのをループのように繰り返しております。その間に彭城に人質というか奴隷になっている呂雉らが脱走をはかりますが、楚側に見つかって失敗。だから合間合間にこうやって呂雉が苦難を歩む展開をねじ込むのは見ていて悲しくなるからやめろ(´;ω;`)
で、英布を服属した漢軍は、韓信の背水の陣によって趙軍を撃破。そして項羽が斉から戻り、滎陽で漢軍と対峙することになった楚軍に対し、陳平が離間の計を仕掛けることを提案。しかしそれには一万金の工作資金が必要だということで、劉邦「それで成功率はどれぐらいなんだ?」 陳平「2、3割といったところでございます」 劉邦「ならば二万金ならどうだ?」 陳平「5割ですな。」 劉邦「四万金なら?」 陳平「100%成功間違いなし!」 劉邦「よし、国庫から四万金持ってけ!」 と多額の資金をゲット。一万金ほど陳平が自分の懐に入れてそうな気もしますがw
まずは秦の降将司馬欣がターゲットに。流言・偽文書など様々な手を駆使して漢と密通しているというイメージを植え付けられたうえ、直属の上司曹咎が成皋を失って戦死する一方で自分が生きて帰ったことで、とうとう項羽に呼び出されることに。項羽に「俺はお前のこと疑ってるわけじゃないんだけどさ、他の連中の手前もあるしさ、今までの自分の言動を振り返って反省文でも書いてよ」と言われてしまいます。
その手の反省文を書かせて目障りな人間を精神的に追い詰めるのは、大躍進とか文革の頃の風習や(´Д`;) で、それを軽く拒否ると獄中でムリヤリ反省文を書かされることになり、自分が裏切り者という汚名を晴らせないと絶望し、象牙の箸で胸を突いて自害。象牙の箸というと、殷の紂王が象牙の箸を使っているのを見て、箕子が殷王朝の行く末を察したという『韓非子』のエピソードが思い出されますが……
結局司馬欣は非業の死を遂げても裏切り者として処理されてしまい、項羽は彼を庇い続けた范増を疎んじるようになっていきます。
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