博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大秦直道』その4

2011年09月20日 | 中国歴史ドラマ
『大秦直道』第20~26話まで見ました。

直道の建設現場では、うっかり官兵に捕まって労役人夫にされてしまった山賊の一味が韓騫と結託して工事の妨害活動を遂行。おまけに水害や疫病も重なって直道建設が遅々として進みません。

都の咸陽では趙高が玉娘に瓜二つの胡姫(というか、玉娘役の女優さんが一人二役で演じてます)を召し出し、始皇帝はすっかり彼女によって骨抜きに。彼女や趙高と結託した徐福の勧めで蓬莱に渡海するための造船計画を認可し、そのあおりで直道建設のための物資や食糧が削減されてしまいます。

これではいかん!と、霊児・蒙毅が胡姫の陰謀をあばき、正気に戻った始皇帝が胡姫を殺害。このキャラでもう少し話を引っ張るかと思いましたが、あっさり始末されてしまいましたね。

で、蒙毅がこの胡姫の件と、秘密裏に私刑場「梁山宮」を運営していた件で趙高を摘発。事の次第を知った始皇帝は趙高を処刑しようとしますが、蒙毅は趙高と取り引きし、直道の建設資金として全財産を差し出すことで減刑されて労役刑に服することとなり、趙高は直道の建設現場へ。蒙毅と趙高との絡みというと、ついつい『神話』を思い出してしまいますね(^^;) 更に李斯ら重臣たちもこぞって建設資金を供出したことで、現場での物資・食糧不足が一気に解消されます。

その頃、現場では淳于喬女への嫉妬に駆られた李賢が病原菌に汚染された水をうっかり彼女に飲ませてしまい、淳于喬女が病死。事の次第を知った扶蘇は李賢を都に送還してしまいます。一方、始皇帝は思いつきで霊児を蒙恬に嫁がせることにし、彼女と相思相愛の仲の蒙毅が焦りまくりますが、蒙恬が彼女に一切手を付けないと宣言したことで事なきを得ます。……何だか誰得な展開が続きますね。更に蒙恬は匈奴の頭曼単于との講和を取りまとめ、直道は秦人と胡人との交易の中心地となりますが……

ということで、このパートではやたらと蒙恬が筆を作る場面が出て来ます。確かに蒙恬が筆を発明したという伝承もあるわけですが……
コメント
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