博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『美人心計』その1

2011年05月19日 | 中国歴史ドラマ
よそさまのサイトで、後宮物にスパイ物の要素を取り入れ、かつ色々とトンデモ展開がてんこ盛りというレビューを見て、私も鑑賞してみることに。今回は第1~7話まで鑑賞。

時は前漢初期。宮廷で代王劉恒(後の文帝)の乳母をしていた香憐ですが、高祖の正室呂雉と側室薄姫との女の戦いに巻き込まれ、娘の杜雲汐(この子が本作の主人公で、後の文帝の正室竇氏)宮廷から逃亡することに。で、呂后の追っ手に襲われそうなところを黄海氷演じる狩人に救われますが、結局狩人夫妻ともども殺されてしまい、雲汐は狩人夫妻の娘聶慎児を連れて伯父田大業のもとへ逃れます。しかし田大業夫妻と血の繋がらない慎児は密かに街中に捨てられ、妓楼のおかみに拾われて妓女として養育されることに。

それから数年後。雲汐の婚約者(イケメン)が実は慎児にも手を出しており、それを恨んだ慎児が彼を刺殺したりなど色々ありましたが、雲汐は慎児と2人して都へと向かい、宮女として恵帝に仕えることとなります。……ここまでの展開でも充分ハチャメチャですね(^^;) ここらへんで雲汐は子役から林心如(ルビー・リン)に交替します。

さて、呂后に聡明さを買われた雲汐は張皇后に腹心として仕えることになります。張皇后は魯元公主の娘(本作ではなぜか公主の旦那の連れ子という設定になってます)で、叔父の恵帝に嫁ぎ、呂后は何とかして2人の間に子を儲けさせようとしていたのでした。……って、張皇后はどう見ても幼女なんですが……

2人に子作りさせるのはさすがに無理と悟った呂后は、たまたま懐妊した周採人の赤子を没収して張皇后の生んだ子ということにし、裏でそれに関係する汚れ仕事に従事させられる雲汐……

一方、封地の代国に引きこもっていた薄姫・劉恒母子は呂后から兵権を奪おうと虎視眈々。それを察知した呂后は甥の呂禄に代国を視察させますが、劉恒(イケメン)はバカ殿のふりをして呂禄をたばかります。ここで劉恒が寒玉床で練功していたり、なぜか代国の刺客という設定の周亜夫(特に必然性はないはずですが、やはりイケメン)が、楊冪演じる呂后の女刺客阿醜と断崖絶壁で決闘したりと、早速トンデモシーンが……

で、今回は雲汐が呂后の命によりスパイとして劉恒のもとに潜入する所まで。ここで雲汐は竇漪房と名を改め、彼女のおともとして着いて来た阿醜も雪鳶と名を改めます。何だかあらすじを追っているだけでお腹いっぱいになってきますね(^^;) 
コメント (2)
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