博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大宋提刑官』その3

2009年11月14日 | 中国歴史ドラマ
『大宋提刑官』第12~16話まで見ました。

没落貴族の李唐は正妻の和氏と妾の柳氏を抱えながら生業にも就かず、先祖伝来の家具を切り売りして何とか生活しておりました。で、それを見かねた和氏の父和員外から酒館の開店資金として300両を貸し与えられますが、それを屋敷に持ち帰った晩に殺害されてしまいます。

我らが宋慈は舅の昇進祝いのため、妻とともに都への途上にありましたが、たまたま立ち寄った李府でめざとく李唐の遺体を発見し、そのまま捜査を開始することに。(そして宋慈の行状に呆れた妻は夫を見捨ててそのまま上京……)

李唐が殺害された晩は正妻の和氏は実家に泊まっており、李府で留守番をしていた妾の柳氏の犯行かと思われましたが、柳氏が李唐の子を懐妊していたことが判明。今度は柳氏の妊娠に嫉妬し、彼女を夫殺しに仕立て上げようとしたのではないかということで、和氏が容疑者に。しかし事件は更に意外な方向に転がりはじめ……

このシリーズ、終盤で話が別の方向に転んじゃって、この事件の被害者と第1容疑者が思い出せなくなる始末…… あと、親の骨に本当に子の血が染み通るもんなんでしょうか(^^;)(そういう場面が出て来る。)古典小説とかこの手の古装片ではよく出て来るシチュエーションなんですけどね。科学性を売りにしたこのドラマでこういうことをやられるとな……
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