博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大宋提刑官』その6

2009年11月25日 | 中国歴史ドラマ
『大宋提刑官』第31~34話まで見ました。

豆腐屋の杜松は妻の李玉児が母を邪険に扱うのにブチ切れて家から追い出してしまいますが、3ヶ月後、街には彼が妻を殺したという噂が広まります。そして李玉児の弟李丁が告訴したことにより、杜松は李玉児殺害容疑者として捉えられることに。更に事件発生から半年後に突然李玉児の白骨遺体が発見されますが、お忍び旅で現地に立ち寄った宋慈はこの事件に不審を抱き……

この事件を担当する知県の刁光斗はかつて五品の知府だったのを宋慈の弾劾によって降格させられたという過去を持つ貪官。杜松に「妻を殺していないと言い張るなら証拠を出せ!証拠を!」と怒鳴りつけたりとムチャぶりを発揮…… 思わず「その証拠を探すのがあんたらの仕事でんがな」とツッコんでしまいました(^^;) まあ、刁知県も分かってて無理難題を押しつけてるわけですが……って、余計あかんがな(-_-;)

この刁知県と宋慈との丁々発止のやりとりが本シリーズの見所です。しかし本シリーズのオチを見ると、中国で水戸黄門や遠山の金さん的な存在が使命を全うするのがのがどれほど難しいかを痛感してしまいます。包青天だって皇親や高官を相手に頑張ろうとすると毎回のように罷免されてるしな……
コメント (2)
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