博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大漢風』第27話

2007年04月09日 | ドラマ『大漢風』
項羽は目障りになってきた義帝を彭城から郴県に移そうとしますが、義帝は仮病を使って遷都に応じません。そこで范増と項羽は寄りによって虞姫に義帝の見舞いに行かせます。義帝は虞姫が来たと知るや周りが止めるのも聞かずに寝室へと招き入れ、「あなたの顔を見て病気が軽くなったよ」とか調子のいいことを言い出してベッドから跳び起きる始末…… お陰で仮病であることが項羽側にバレバレです(^^;)

項羽は更に虞姫の兄である虞子期に命じて義帝に面会させ、「実は虞姫は殺伐とした項羽のことを嫌っており、陛下と添いとげたがっている」と耳打ちさせます。ちょっと考えればこれが項羽の仕掛けた罠であることぐらい分かりそうなもんですが、義帝はこれを信じ込んでしまい、更に「虞姫は陛下と郴県で暮らしたがっている」という虞子期の口車に乗って郴県への遷都を決意。哀れな子羊義帝の運命やいかに!?(^^;)

一方、漢中の劉邦のもとに韓信が仕官にやって来ますが、劉邦はまともに取り合わず、「こんな奥地に仕官に来るなんてバカな奴だ。しかしどんなバカな奴でも無駄足は踏ませないぜ!」と、取り敢えず彼を倉庫番に任命します。その後一騒動あって蕭何が韓信の才能を見出し、劉邦に彼を推薦しようとしますが、その時ちょうど曹姫と劉肥が劉邦を訪ねてきており、彼は「何、韓信?そんな奴のことなんてどうだっていいじゃないか。今家族団欒中なんだよ!」と邪魔くさそうに蕭何を追い返します。韓信、どこまでも間の悪い奴です……

曹姫はもう二度と生きて劉邦に会えないと思っていたので、ここで再登場するのは意外です。となると、またいずれ曹姫と呂雉との陰惨な戦いが見られることになるのでしょうか。ちなみに劉肥の方は相変わらず名前通り丸々太った子役のまんまです。
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