博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『マッスル・モンク』他

2006年07月01日 | 映画
『マッスル・モンク』(原題:大隻佬、杜峰(ジョニー・トー)監督、劉徳華(アンディ・ラウ)・張栢芝(セシリア・チャン)出演、2003年、香港)

例によって日テレ系の深夜枠で放映されていたものを鑑賞。
タイトルから筋肉ムキムキのアンディ・ラウが悪漢を倒しまくる愉快な展開を期待しましたが、実際の所は愉快どころかドン引き必須の救いようのないストーリーでした(-_-;)

主人公のビッグガイ(アンディ・ラウ)は元修行僧で、ある事件がきっかけで還俗してしまい、映画の始まりの時点ではマッチョな肉体が売りの男性ストリッパーとなっています。(このビッグガイの裸体が、肉襦袢を着込んだような感じで非常に不自然であります……)彼は他人の前世の姿を見ることができ、それによってその人の現世での死に様を予知することができます。この作品の世界では、人は前世での悪事がそのまま現世で自分の身にふりかかってくるということになってます。例えば前世で自分が何の罪のない犬を殺したりすると、来世では犬に生まれ変わっり、人間の手で無惨な死を遂げることになったりします。

ビッグガイはセシリア・チャン演じる女刑事と知り合いますが、この女刑事の前世が罪のない中国人民の首をはねたりして多くの人々を虐殺した日本兵であります(-_-;) つまり、このまま放置しておけば女刑事はむごたらしく悪漢に首をはねられて殺されることになるわけで、ビッグガイは彼女の運命を変えるべく奮闘することになるが……というような話です。

うっかりこんな映画を見てしまって気分が非常に滅入ったところで、口直しにやはり日テレ系で放映の『戦国自衛隊1549』を鑑賞。こちらは『マッスル・モンク』とうってかわってラストはスッキリと締めてくれました。これで今夜はぐっすり眠れそうです(^^;)
コメント (5)
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