Willow's Island

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もしかして日本には報道の自由が無いのか!?

2010年10月03日 20時50分34秒 | 時事
【尖閣デモ】10.2 中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動 渋谷

 上の動画は、昨日渋谷で行われた反中国・反民主党デモの様子を映したものである。主催団体(なんとあの田母神さんが会長)の発表によると、2600人以上が参加したのだそうだ。デモというもの自体が少ない日本では、これはかなりの数といえる。大きなニュースとなったのでは、と思い、私はこのデモについてのニュースを検索をしてみた。
 「尖閣」+「デモ」というキーワードで、Yahoo!ニュースで検索した結果が以下のとおりである。
http://news.search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%B0%96%E9%96%A3%E3%80%80%E3%83%87%E3%83%A2&aq=-1&oq=&ei=UTF-8
 そして、同じキーワードでGoogleニュースでも検索した結果が、以下のとおりだ。
http://news.google.co.jp/news/search?pz=1&cf=all&ned=jp&hl=ja&q=%E5%B0%96%E9%96%A3%E3%80%80%E3%83%87%E3%83%A2
 この結果を受けて、私はショックであった。なんと、この2000人以上もの抗議行進を記事にしたのは、わずかにCNNとサーチナだけである。いうまでもなく、CNNはアメリカ、サーチナは中国のマスメディアだ。日本のメディアは、この件をどこも扱っていない。産経新聞も含めて一切どこも、である。9月に香港で起きたわずか200人ばかりの反日デモであれば、各社ともしっかり報道していたにもかかわらず、だ。昨日のデモにニュース価値がないとは、思えない。現にフランスのAFP通信でさえ、こんな長い記事を書いている。これは一体どういうことか?
 やっぱりどう考えても、報道規制をしているとしか思えない。反中国デモというよりは、むしろ反民主党政権デモという性格を帯びていたため、まさか政府から報道機関へ圧力があったのか? どうにも分からない。日本には公序良俗に反しないかぎり徹底した報道の自由があると信じてきたのだが、私が脳天気だったのだろうか? 日本の大手メディアに対する不信感は、このところ増すばかりである。政府と報道機関の関係は実のところどうなっているのか、本当に気になる。
 その一方で、良い知らせもあった。11月頃に、中国が尖閣諸島を不法占拠した場合を想定した、日米合同軍事演習が行われるらしい。現実には演習どおりの動きになるのかどうか分からないが、こういったことを実施することによって、中国に対する抑止力にはなる。これこそが軍事力の存在意義だ。いくら中国でも、日本だけならともかくアメリカまで同時に敵にしたいとは思っていないだろう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101003/plc1010031124004-n1.htm