Willow's Island

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おかあさんといっしょ

2010年10月07日 23時27分21秒 | 子ども

 娘は今、日本が誇る伝統的幼児番組「おかあさんといっしょ」にはまっている。単に好きだというわけではない。娘はいまだに離乳ができず、おっぱいを飲めないと大声で泣くのが常なのだが、テレビで「おかあさんといっしょ」が始まれば、ピタッと泣き止むのだ。放送中の25分間は、何も言わずじっと画面を集中して眺めている。いったん泣き出せばおっぱい以外には何も泣き止ませることができなかった娘に、ようやく「おっぱいを超えるもの」が登場したのだ。どうやらちょっとだけ成長したようである。
 それで私もいっしょになって「おかあさんといっしょ」を見ているのだが、これが意外に、そこそこ面白い。(^^) もちろん積極的に見ようという気にはまったくなれないけど、実は見ていて退屈にはならないのだ。私も幼児の頃は好きでよく見ていたのだが、まさか今の歳になって「おかあさんといっしょ」を楽しめるとは思わなかった。私が見ていた30年以上前よりも、エンターテイメント番組として中身が濃く、クオリティも格段に高くなったような気がする。幼児番組だからといって、そう馬鹿にできるものではない。

もしかして日本には報道の自由が無いのか!?

2010年10月03日 20時50分34秒 | 時事
【尖閣デモ】10.2 中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動 渋谷

 上の動画は、昨日渋谷で行われた反中国・反民主党デモの様子を映したものである。主催団体(なんとあの田母神さんが会長)の発表によると、2600人以上が参加したのだそうだ。デモというもの自体が少ない日本では、これはかなりの数といえる。大きなニュースとなったのでは、と思い、私はこのデモについてのニュースを検索をしてみた。
 「尖閣」+「デモ」というキーワードで、Yahoo!ニュースで検索した結果が以下のとおりである。
http://news.search.yahoo.co.jp/search?p=%E5%B0%96%E9%96%A3%E3%80%80%E3%83%87%E3%83%A2&aq=-1&oq=&ei=UTF-8
 そして、同じキーワードでGoogleニュースでも検索した結果が、以下のとおりだ。
http://news.google.co.jp/news/search?pz=1&cf=all&ned=jp&hl=ja&q=%E5%B0%96%E9%96%A3%E3%80%80%E3%83%87%E3%83%A2
 この結果を受けて、私はショックであった。なんと、この2000人以上もの抗議行進を記事にしたのは、わずかにCNNとサーチナだけである。いうまでもなく、CNNはアメリカ、サーチナは中国のマスメディアだ。日本のメディアは、この件をどこも扱っていない。産経新聞も含めて一切どこも、である。9月に香港で起きたわずか200人ばかりの反日デモであれば、各社ともしっかり報道していたにもかかわらず、だ。昨日のデモにニュース価値がないとは、思えない。現にフランスのAFP通信でさえ、こんな長い記事を書いている。これは一体どういうことか?
 やっぱりどう考えても、報道規制をしているとしか思えない。反中国デモというよりは、むしろ反民主党政権デモという性格を帯びていたため、まさか政府から報道機関へ圧力があったのか? どうにも分からない。日本には公序良俗に反しないかぎり徹底した報道の自由があると信じてきたのだが、私が脳天気だったのだろうか? 日本の大手メディアに対する不信感は、このところ増すばかりである。政府と報道機関の関係は実のところどうなっているのか、本当に気になる。
 その一方で、良い知らせもあった。11月頃に、中国が尖閣諸島を不法占拠した場合を想定した、日米合同軍事演習が行われるらしい。現実には演習どおりの動きになるのかどうか分からないが、こういったことを実施することによって、中国に対する抑止力にはなる。これこそが軍事力の存在意義だ。いくら中国でも、日本だけならともかくアメリカまで同時に敵にしたいとは思っていないだろう。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101003/plc1010031124004-n1.htm

楢喜八のイラストと ワニの豆本

2010年10月02日 21時13分10秒 | 

 先週に行った黒壁スクエアで、挿絵画家の巨匠、楢喜八さんの展覧会を見た。彼の絵を見たことがある人は、多いのではないだろうか。比較的最近では「学校の怪談」のイラストなどを描いていたらしい。私のような世代では、ワニの豆本などの挿絵を描いていた人、という印象が強いと思う。中学生時代にワニの豆本を読みまくっていた私にとっては、ずいぶんと懐かしい絵なのだ。
 主に怪談本の挿絵などでよく見たが、楢喜八さんの絵には独特の乾いた感じや不気味さがあって、怪談が余計に怖く感じた。かなりの多作で、ワニの豆本を読めば必ず楢さんの絵を目にしたような気がする。それでいて、一つ一つの絵はクオリティが高い。私の中では、日本を代表する挿絵画家である。
 無性にワニの豆本を久しぶりに読みたくなった私は、アマゾンで古本を4冊ほど注文し、入手した。「世界の怪談―怖い話をするときに」と「恐怖夜話 ミッドナイトの楽しみ方」と「どっきり推理魔 世界の偉人は名探偵」と「殺人博士からの挑戦状 完全犯罪のトリックを見破る」である。私は主に推理クイズものや怪談ものを読んでいたが、他にも「谷村伸司の天才・秀才・ばか」といったラジオ番組を元にしたギャグものや、「楽しい人生 いたずら魔」のような、いたずら方法の紹介本なども好きだった。数日前に届いたので、超久しぶりに読んでみたが、本当に懐かしくて楽しい。