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谷崎光の新刊「中国人の裏ルール」を読んだ。前作の「感動中国」は高いわりにいまいちだったが、今回のは面白かった。かなり読みやすくなっており、中国で人間が生きていくことがいかに大変か、よく伝わってくる。日本も不況で暮らしにくくなっているとは言われるが、それでも中国の一般人よりは数十倍はましな世界にいるのだ、と実感させられる。また、著者の辛辣で身もふたも無い語り口により、中国の政府及び人民がいかに信用できないクズばかりであるか、あらためてよく理解することができた。
この本には「ルール」が34項目に分けて書かれており、どれも最高に面白いが、最も印象に残ったのは「ルール16 反日デモはすべてヤラセである」という項だ。昨年起こった反日暴動について、谷崎氏は自身のブログでは沈黙を保っていたのだが、この本でようやくその見解を読むことができた。それによると、中国で起きるデモはすべて政府の許可がなければできないものであり、昨年の暴動も政府が中国の愚民を使って日本車や日本商店を意図的に襲撃させたのだそうだ。そうすることによって日本車や日本商品の売り上げが急落し(実際そうなった)、それを見た日本の大企業があせって自国の政府に圧力をかけるだろう、という目論見だ。日本が企業の論理を優先する社会であることを見抜いたうえでの計画である。そういうことを中国政府は簡単にできてしまうのであり、あの反日暴動は中国政府による日本への強力な「脅し」だったのだ。そして、日本のメディアもまた、中国に利用されている。あの反日暴動を報道すればするほど、中国の「脅し」のメッセンジャーボーイになる、というわけである。
メディアといえば、この本には朝日新聞の人間が少しだけ登場する。谷崎氏に連載を依頼するために中国へ来たのだが、この時にこう言い放ったそうだ。「谷崎さんに書いてもらうということは、日本の中国大使館に許可もとりましたから」だと。やはり朝日新聞は中国共産党の御用新聞であったようだ。
カテキンさん> それはすぐにでも変えた方がいいと思います。私としては、お薦めは産経新聞です。日本の大手新聞で、唯一中国の言いなりにならなかった新聞社です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%A3%E7%B5%8C%E6%96%B0%E8%81%9E#.E4.B8.AD.E8.8F.AF.E4.BA.BA.E6.B0.91.E5.85.B1.E5.92.8C.E5.9B.BD
コーサクさん> 拡大画像をよく見ると、これはチャイナ服ではなさそうです。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/b1/1ea970ecd64a4c731b7f7515aa286703.jpg