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中国高速鉄道が運転再開、事故車両埋める

2011年07月25日 23時10分13秒 | 時事

http://www.nikkei.com/news/special/article/g=96958A969381959FE0E7E2E2858DE0E7E2E5E0E2E3E39F9FE2E2E2E2;q=9694E0E7E2E5E0E2E3E3E0E2E1E7;p=9694E0E7E2E5E0E2E3E3E0E2E0EB;o=9694E0E7E2E5E0E2E3E3E0E2E0EA
 【温州(浙江省)=戸田敬久】中国浙江省温州市で35人が死亡した高速鉄道の追突・脱線事故で不通になっていた温州南駅と隣接する永嘉駅間の運行が25日朝から再開した。事故現場付近では高架から落下した追突車両の最前部が破壊されたうえ、土をかぶせて埋められたもよう。事故原因の追究をなおざりにしたままの営業運転再開へ疑問の声も上がりそうだ。
 温州南駅関係者は「午前9時半(日本時間午前10時半)に最初の高速鉄道が通過した」と話した。列車は北方面に向かったという。ただ「明日以降の状況は不透明」として、切符販売は当日分だけにとどめている。
 中国鉄道省の王勇平報道官は24日深夜の会見で、同日夜7時の時点で「開通条件は整った」と説明。ただ同夜は雷雨に見舞われるなど悪天候だったため、「安全を考慮して運転再開しなかった」という。
 王報道官は「中国の高速鉄道は運行を始めてからの日が浅く、多くの問題に直面している」と語り、安全対策を強化する方針を示した。一方で、「中国の高速鉄道技術は先進的で、なお自信を持っている」と、200人以上の死傷者を出しながらもなお強気の構えを崩さなかった。
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 運行開始2年足らずであれだけの死傷者を出しながら、政府関係者による上の発言である。日本では、絶対に考えられない。日本どころか、人命というものを少しでも尊重する国であれば、あのような発言はありえない。中国において「先進的」というのは、「人が死んでもいいからとくかく速く車が走ること」という意味のようである。日本人の感覚からすれば、時代錯誤も甚だしいが。
 追突車両を土に埋める、という感覚も非常に理解に苦しむ。こうすることによって真の事故原因を隠蔽できるかもしれないが、このことが世界中に報道されることで、中国という国が外国からどのように見られるか、まったく考えていなかったのだろうか。
 国内的にも国際的にも大恥をかいた中国の鉄道省だが、なぜあれほど強気に出ているのか。おそらく、政府の面子を保つことと、中国の鉄道を外国に売りたいがため、ではないだろうか。日本やドイツなどの技術をパクったくせに「中国の独自技術」などと称して、高速鉄道をアメリカなどへ売るつもりだったのだ。とことん腐りきった国である。しかし、中国による真の「独自技術」は、衝突事故を起こした中央制御装置であることが判明してしまった。そんなもの、買う国などあるはずもない。(笑)

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2 Comments

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Unknown (yosikuri2000)
2011-07-26 07:13:57
安全確認もせず、もう翌日には通常どおり運行している。しかも事故車両を埋め立てしまう。異常な国だ。
Unknown (willow)
2011-07-26 22:45:04
もう通常通りに運行、というのにも驚いたけど、あっさりとそれに乗ってしまう中国人たちも信じられん。狂ってるとしか思えないな。

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