Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

月下上海 山口恵似子(文芸春秋)

2013-07-21 11:40:56 | 日記

先日松本清張賞を取ったばかりの話題作。授賞式の華やかな(ロング手袋などして)いでたちと職業、社員食堂の賄いと言うギャップが面白くて早速手に取った。序盤は何か物足りない構成でこれで松本清張はYesなの?と思えるくらい。ヒロイン八島多江子は財閥令嬢で美しく品があり知的で画家としての才能もあり、魅力のある強い女性。この女性にぐいぐい引っ張られ読んでしまった。戦時下の租界上海という舞台も興味深く、また彼女のその時々のファッションや色彩の描写が素敵でとても楽しめた。”ある女の悲恋歌(エレジー)”にちょっぴりのサスペンス…でもいいでしょう。著者は終盤に「元気じゃないと、おばさんは務まらないのよ」と多江子に言わせている。強い女の心の和らぎが少し見えたが、彼女の凛とした姿は圧巻だった。社員食堂の賄いおばちゃん頑張って!私も…おばさん真ん中に”あ”が入るかも…。


”かまの”デザート

2013-07-20 16:59:40 | 日記

オレンジのゼリー寄せ、杏仁豆腐の黒蜜かけ、黍アイスクリームから選べます。黍アイスクリームです。ミルクより黍の香りが勝っていて和風アイスクリームの趣、満点です。7品のお料理とご飯、デザートで終わりとなります。手抜きのない心のこもった美味しいお料理とともにおしゃべりも盛り上がった二時間半、楽しかった。しかし田舎の懐石料亭、雰囲気が少々難はありますが、若いオーナー料理人、頑張っています。これでお幾ら?書かなければならないでしょうね。5000円です!

 


”かまの”ご飯

2013-07-20 16:24:45 | 日記

鳥雑炊と鯛茶漬けから選べます。鯛茶漬けです。黒ゴマの出汁の効いたペーストに鯛の刺身が浸してある。初めはその鯛をご飯にのせて頂く。次にごまのだし汁と鯛をご飯にかけて、熱いお茶を注いで頂きます。とても酷があり栄養価の高いお茶漬けです。酷暑の夏、体力補強になるかしら?ユニークなお茶漬けですが、夏だからあっさりとした鯛茶漬けを食べたかったなあ。お茶漬けの冬ヴァージョンとしてなら解るけれど。


”かまの”酢の物

2013-07-20 15:57:16 | 日記

焼きなすと蟹の酢の物ジュレ仕立て。味を含ませた焼きなすに蟹と蟹みそを盛り三杯酢のジュレで仕立てた酢の物です。三杯酢をジュレにする、洒落ています。家庭でも一手間かければ、箸休めの酢のものが立派な一品になるのですね。作ってみたい。蟹みそも生臭くなく、口腔内の幸せが頂点に…美味しかった。


”かまの”お肉

2013-07-20 08:39:04 | 日記

次は南瓜の裏ごしと和牛の山椒焼き。南瓜はほんの少し生クリームを入れてあるが南瓜その物の自然も大事にしている。牛肉は軟らかくて薄いので物足りない。甘辛く味付けしてありこれが邪魔な感じです。和食といっても牛の脂の美味しさも味わいたいから山椒だけで充分では?


”かまの”お造り

2013-07-19 18:14:44 | 日記

お造りはかんぱちと赤いか。まぐろ以外のお刺身は好きでない私、こんなにぷりぷりとした甘い白身魚に出会った事がない。鰤とは全く違う魚と知りますます好きになった。赤烏賊もとろけるような甘さと柔らかさ…やはりお刺身の決めては鮮度なんですね。

 

 


”かまの"お澄まし

2013-07-19 17:42:14 | 日記

次は金目鯛とモロヘイヤのお澄ましです。多分金目鯛のあらでだしをとっていると思う。臭みもなく金目のあぶらが適当にあってお澄ましの名の如くあくまでも澄んでいるお汁、喉越しの美味しい事これこそ和食の究極です。モロヘイヤは好きでないのですが、ねばりを出さないようにシャキッとしているような感じで入れてあり新しい食感で驚きました。


懐石、割烹”かまの”

2013-07-19 11:09:57 | 日記

当市の隠れた名店懐石、割烹”かまの”へ行って来た。仲間のKさんが長年薬剤師として勤められこの程リタイアされたので”ご苦労さん”会をしたのです。まず最初にごま豆腐。くずを多く使ってないのでスプーンですくったような美しい形で、上品なごまの香りとトロリとした美味しさが口の中に広がり、会席のイントロダクションの始まりです。