Mrs.Uponwaterのブログ

日記です♪

「乾山晩愁」 葉室麟著(新人物往来社)

2012-06-16 14:56:02 | 日記

一著者の作品に魅せられると次々に手に取りたくなる。この「乾山晩愁」は彼の処女作で、しかも歴史文学賞を受賞した。華やかに活躍した尾形光琳を兄に持ち、ひたすらその影に甘んじた陶工の弟乾山を描いている。尾形光琳が赤穂浪士討ち入りの資金を調達したのでは?とか、討ち入りの赤穂浪士たちの装束は凝っていて、雪の夜黒小袖に白い布をつけた姿はとても映え黒と白の対比、それこそが光琳の好みであったとの推測は面白かった。MOA美術館が近いので何度も観ている「紅白梅図屏風」の川の流れは最近銀で描かれていた事がわかったのですが、あれは弟に言わせれば”女体”とか…。しかし光のまわりにやわらかな色彩の温かみとふくらみの存在があって光をささえているのが影…これが著者のどの本にも存在する哲学だと思う。


鯵のつみれ汁

2012-06-14 17:02:13 | お料理

鯵が旬であぶらがのって美味しいと魚屋さんの呼び声につられ7匹498円で買いました。半分は酢〆で頂き残りをつみれの澄まし汁にしました。包丁でたたき食感を残し生姜と片栗粉、塩を少々入れただけ。出汁は三枚に下ろした中骨でとり(勿論クッキングぺーパーで漉した)白だしで味をつけました。干しえのき茸を入れたので旨みが倍増、つみれは軟らかく鰯と違って一段と品がいい。一流料亭のお椀物と自画自賛です。


初収穫

2012-06-13 15:01:47 | 日記

マイキッチンガーデン(聞こえはいいが、たった二平米あまり)から今朝きゅうりが採れました。我が家の前のGさんが実生から育てた苗を2本くださった。農家では捨ててしまうようなしろものが採れました。それでも”きゅうりもみ”ならいいでしょう。なんたって新鮮なんですから…。そうです!そのままかじって見たら見かけによらず種もなくしゃきしゃき、手前味噌ですが味がある。冬に生ごみを埋けましたから…お正月の海老の殻などをね。

 


「霖雨」 葉室 麟

2012-06-11 11:40:52 | 日記

「蜩ノ記」に魅せられ最新作「霖雨」を読んだ。江戸時代後期の儒学者広瀬淡窓が大分県日田市に開いた私塾”咸宜園”(後に高野長英や大村益次郎などを輩出)を舞台の史実に基づいた物語です。階級制度の厳しい時代、身分を問わずにすべての門下生を平等に教育した。困難に立ち向かう中でも清冽な生き方を貫こうとする淡窓、九兵衛、旭荘の三兄弟の暖かい思いやりが著者独特の筆致で溢れています。長く続く雨でも何時かは上がる時が来る…そう思って生きたい。


薤(らっきょう)漬け

2012-06-10 11:28:58 | お料理

当市の隣S市で研究職をリタイアして数年前から農業を始めた人がいます。野菜を無人スタンドで安く提供してくださっているのですが、誠実なお人柄が畑にも作物にも現れていて私は大フアンです。去年、らっきょうを分けて頂いて漬けたら新鮮なのでとても美味しかった。今年もお願いし大きな粒は甘酢漬け、中粒は一二三漬け、エシャレットに似た細い小さな物を和風浅漬けにしてみました。すべて直漬けですが、簡単でしゃきしゃき感は凄い。少し辛味があるのが好きなので、いつもあっと言う間になくなる。らっきょうの本当の字(薤または辣韭)を勉強しました。

 


塩麹

2012-06-09 15:13:43 | お料理

食べるラー油から”はやり”が今は塩麹へ移っています。先日娘が買ってきました。「お豆腐に塩麹をまぶしておくとチーズのようになる」と聞いたので試してみた。旨みはあるが酷のないチーズのようで固形のカッテージ・チーズといった感じ。上に乗せてあるのは金柑のマリネです。ビールでもワインにも合いそう。勿論日本酒でもね。お皿を見てください。二匹の魚と五個のパンしかなかったがイエスが祝福したら信者5千人の空腹を満たしたと謂れのあるイスラエルの”パンと魚の奇跡の教会”のモザイクを模したお皿です。イスラエルの旅も摩訶不思議な事ばかりで面白かったなあ。

 


花果茶 ファーグォチャ

2012-06-06 16:37:02 | 日記

Kさんの息子さんがビジネスで中国へ行って来た。お母さんへのお土産にこの”花果茶”を買って来たそうです。昨日我が家でお友達数人で頂いた。何と綺麗なお茶なのでしょう。ほのかな甘さと酸味が丁度良く、ハイビスカス茶より酷があり色も濃い。さくらんぼ、りんご、なし、パイナップル、葡萄、柿、ざくろ、イチジク、栗(袋の写真で)などをドライフルーツにしてあるらしい。ですから果実も一緒に頂いた。果実もなかなか美味しい。色も味も美しく貴婦人(楊貴妃?)になった感じのひとときでした。


蛇苺

2012-06-03 17:07:17 | 日記

何やら恐ろしい名前でしょ?子供の頃、野原や山にたくさんあり、毒苺だと教えられていましたから、”ままごと”などには使わなかった。今日、裏山へのウォーキングの途中草むらで見つけ、小粒の真っ赤な可憐な実にとても懐かしさを感じ、摘んできました。「有毒とされるが誤り、苺とは別属…」広辞苑です。半世紀(!)経って初めて毒はないと知りました。


豆ご飯

2012-06-02 16:25:45 | お料理

昔から”豆ご飯”と言えばグリンピースを炊き込んだご飯の事です。夫と長女が大好きな豆ご飯、ハイシーズンです。豆を塩水でさっと茹で、豆を除いた塩水と昆布出汁(お酒少々)でご飯を炊き、炊き上がった直後に茹でグリンピースを混ぜます。写真が下手で豆のグリーンがはっきりしませんが、鮮やかな緑のえんどう豆ご飯の出来上がり。