政治ネタ解禁したのでこれについても触れとくか。去年で終わったかと思ってた「新サイバー犯罪条約」の件、今秋の国会でまた取り沙汰される可能性があるとか。
「新サイバー犯罪条約」、中身は色々あるけれど、ここで問題にしたいのは「架空の物語であっても、児童を性的搾取する表現物は映像や画像はおろか、音声や文字でも取り締まる」という点だ。
これを過去の表現物にまで遡及して適応されちゃうと、そう、15歳で『First Love』を作って歌った宇多田ヒカルは摘発されちゃうのよね。『最後のキスはタバコのflavor がした』ですもん。大人の男が15歳の女性を性的搾取しましたハイ犯罪です、になってしまう。或いは、未成年喫煙した彼氏との不純異性交遊だからダメとかね。何をそんな馬鹿なと言われるかもしれないけれど、よその国ではこの条約が批准されて発効してる所もあるとかで、全く他人事ではないのですよ。それらの国でのリリース、まだ何も起こってないだろうな?
本来なら26年前の歌に難癖付けるようなことなんかそうそうはない。歌った本人も今や40代で一児の母だしな。しかし折しも、今年は『First Love (2022 Mix)』がゴールド認定され、ご覧の通り「THE F1RST TAKE」でのパフォーマンスが大絶賛され、各国のチャートでも元気に上位進出していて同曲が思いっ切り注目されてるのだこの2025年は。また今日SFツアー動画がアップされて加速されとるしな。槍玉に上げるのにちょうどいい。
それに加えて例の夫婦別姓騒動よ。表現規制派の皆さんは党派問わず至る所にいらっしゃるけど、宇多田ヒカルを政敵認定しやすい空気感は醸成されてしまった。これはかなりヤバい。
これはもう、意地でも「新サイバー犯罪条約」に関しては留保規定を死守してもらわねば(詳しくは検索して自分で学んでね⭐︎ザ・無責任な私⭐︎)、おちおち昔の歌も歌ってられない。もちろんこれは宇多田ヒカルに限ったことではなく、若年アーティスト&アイドル皆さんに降りかかるかもしれない事態だ。恐らく、実際の摘発はそんなにはないかもしれないが、見せしめとしては宇多田ヒカルの知名度の高さと政敵認定は有効物件過ぎてなぁ。新サイバー犯罪条約を日本語圏に知らしめるにはちょうどいいんですよ。
これまたいつもの私の過ぎた杞憂に終わってくれる事を願ってやまないのだけど、表現規制問題はどこまでも追い掛けてくるわね。ヒカルさんに日本での活動を諦めてもらわない為にも、しっかりとNO!を突き付けてやりたい気分ですわ。
※ これ政治ネタ解禁と鼻息荒くしてみたけど、表現の自由ネタだから前々から書いてたわ…まぁどちらでもいいんですけどっ!