梶さんが何やら質疑応答で混乱しているので私も把握出来てないんだけど、つまり「『30代はほどほど。』仕様のヴァーチャル・リアリティ・ゴーグル」が発売されるのっ!? よし、買おう。でも生中継は2Dで見るけど(笑)。
だってねぇ、落ち着いて歌聴いてられないようなガジェットは、全部邪魔。ヘッドフォンやイヤフォンですら煩わしいと感じたりするのに(重さとかコードとか肌触りとか)メガネよりデカいもん着けて歌声に耳を傾けるとか罰ゲームだよ。コンタクトレンズサイズになったらまた呼んで(それは極端)。
繰り返すが、コンテンツ次第なのだ。14年前と同じ基本1人喋り&アコースティック・パフォーマンスなら、3DVRはおろかマルチアングルも要らない。歌に集中するというなら俺なんか目ぇ瞑っちゃうかもしれない。最早0D。それは流石に勿体無いけれども3DVRを使うより遥かに確率は高い。だってあーた、宇多田ヒカルの生歌の中継だよ!? 21世紀の歴史に残る音楽家の生パフォーマンスをリアルタイムで聴きましたと後世に自慢出来るのだから気掛かりなのはただ1つ、途中で通信が途切れないかどうかだけだ。
例えば今回のコラボ・テクノロジーが「5G」とかだったらどうだったか。こんなに高画質で高音質なのに音飛びひとつコマ落ちひとつ無い、なんて事になったら有料でも勿論観る。てか逆に凄い値段の有料にして視聴者数を絞った状態で快適にストリーミングに触れたい。そういう企画は「宇多田ヒカルらしくない」から率先して却下だが、でもそっちの方が嬉しい。
でも、まだあと1ヶ月近くあるからね。その間に3DVRやマルチアングルを活かせる企画が出来ればよい。或いはもうあるのかもしれない。繰り返すが(くどいぜ何度も)、前回と同じ内容なら要らない、と言っているだけだ。違う内容でそれの焦点が定まっているなら大歓迎である。
しかし、「生配信のみ」だけは、どんな内容だろうといただけない。3DVRやマルチアングルといった「ユーザーの選択で体験が変化する」コンテンツが一回こっきりってリスクが高すぎる。テレビのカメラ・スイッチングを我々素人がやったら高い確率で「失敗」する。せめて、12月9日までに、ヒカルは出てこなくていいから(出てくれるなら嬉しいですが)、何度かテスト配信をしてコツを掴ませて貰わないと。人によっては既にヘッドマウントやリモコンの操作に慣れていたりするかもしれないが、一回こっきりの『30代はほどほど。』のフォーマットがどんなものであってもすぐに対応出来ると言い切れるんだろうか。私持ってないからわかんないんだけども。
本当なら、生パフォーマンスを生中継するんだったら「全国101局のラジオ局が同時生中継」がいちばんインパクトがあったろうに。枠なんて10分でいいのだし。いや放送枠10分確保するのどんだけ大変なんだって話ですが。
それは夢の見過ぎとしても、9月10月にテレビで聴けたあの上質のパフォーマンスを低い音質で聞かされるのだけは避けたい、という気分はどうしても拭えない。いや勿論低音質だからってヒカルの歌が聴けるならもうそれで十分なんだけど、わざわざ3DVRだマルチアングルだとそういうのに帯域を割いておきながら低音質だったら流石に怒りを覚える。嗚呼、そうね、ゴーグルを買うより、USBDACでも買ってパソコンやガジェットのストリーミングでも高音質で聴ける準備を整えておこう。そっちの方がずっと大事だ。もうね、何度でも言うよ(…やれやれ)、「何が大事か忘れてやしませんか?」って。
…これで「生パフォーマンス」が生歌じゃなくて「宇多田ヒカル、覚えたての手品をストリーミングで初披露」とかだったら萌える。滅茶苦茶萌える。種を探してヘッドマウント&マルチアングルだな。こういうのなら楽しい。でももう皆生歌と思っちゃってるから今更無理だろうな…さて、どうしたものですかねぇ。
| Trackback ( 0 )
|