紅白初出場決定。誠に喜ばしい。が、ついつい意地悪な事を考えてしまう。NHKならやらかしかねないぞ、ここから出場を断られる展開が。それ位尊大で非礼な組織だからな。
個々の人間の話ではない。1人々々は優秀に決まっているのだ。何かについて。しかし組織として人材の配分が絶望的に下手なのだ。もうこれは構造的な問題としか思えないので、組織ごと解体しないと改善は無理だろう。ヒカルとこれから打ち合わせをする相手の人選には呉々も気をつけよう。
現実的な落としどころとしては、「今回は出ると言っちゃったから出るけど今後二度と出ない」あたりかなぁ。まぁ本当にそうなるかどうかは来年以降にならないとわからない訳で、それを言うと鬼が笑うな。
NHKを茶化すのはこれくらいにして。これが冗談で済まないのだから凄いんだけども。
前回の続き。ヒカルがもし「紅白に出たい」と言うとすれば、恐らくそれは母・藤圭子に対するリスペクトからだろう。藤は世代もあり、紅白出場には並々ならぬ拘りを見せていた、ようだ。落選した際は大層落ち込んでいたとか。彼女の現役の頃は正真正銘のお化け番組だったし、何の後ろ盾もない一歌手としては次の年の仕事量を左右する重要な番組だった事は間違いない。それに、当時は今より出場歌手が少なかった。私の小さい頃ですら21時からの放送で、21時までのレコード大賞とは時間帯が被っていなかったのだ。今はもう大晦日ですらないけれどなレコード大賞は。
そんな母をみて育ってきたヒカルからすれば、NHK紅白歌合戦というのは、リアルタイムではないにせよ、母が複雑な感情を投影する番組として認識していたに違いない、と言ってみたい。つまり、出ない理由も出る理由も母から導き出せるだろうという話。
今年は『Fantome』の年である。実母をテーマにしたアルバムを作ったとハッキリ言い切った。ならば紅白歌合戦という場で母への想いを歌う事に意義を感じるのもアリだろうて。それもあって、出場を快諾したのではないかとみている。あとはNHKがいつもの非礼モードを発動しない事を祈るのみだ。ほんと、1人々々の人間は皆さん優秀なんですけどねぇ。
紅白といえば、まぁ幾らでも語る事がある。生出演は決定したが中継かどうかすら公言されていないらしい。どうすんだろね。衣装チェンジしまくりながら様々なミニコーナーに4時間半出演し続ける宇多田ヒカル…想像がつかない(笑)。他にも企画枠とかあるし。
今回は林檎姐さんも出るという事で本命の『花束を君に』以外に『二時間だけのバカンス』も歌ってくれたら嬉しい。紅白歌合戦は紅組白組の先攻後攻を番組中にしばしば入れ替えるから、後攻でヒカルが歌い林檎姐さんが雪崩れ込んできて『二時間だけのバカンス』を歌いそこから紅組先攻になって林檎姐さんがソロで歌い、なんてやってもいいんじゃないか。ヒカルがNHKホールに来れば、ですが。林檎姐さんはNHKホールで歌うだろうからね。
あとは、出演順である。初出場とはいえ紅組トリや全体の大トリで何の問題もない。白組のトリも同じく初出場のKinki Kidsでいいんじゃないですか。紅組白組両方初出場がトリってのは最初の数回を除けば初めてになら…ないか。まぁ別になんでも。
どうせ私の場合毎年紅白歌合戦をフルで観るなり聴くなりしているのでどの時間帯に出てもらっても構いませんが、ヒカルって夜10時以降に生歌披露した事ないよねぇ? 『In The Fresh 2010』は別として。あれ夜9時から始まったりしたからね。二時間もずっと待ってた…(笑)。まぁ、そうなったらそれがいちばんレアな体験になるかもしれませんなという事で。
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