近隣の、逆瀬台5丁目公園の側溝がピンク色に染まり、今シーズンは比較的長く楽しませてくれた桜も見納めとなる。
“安倉南障害者支援センター”が4月から募集した文化講座が始まり、本日は14:00から「いきいき発声術」の学習となる。
障害者手帳を所持する市民を対象に申込み型式で募集した文化講座には「水墨画」「英会話教室」等がみられたが今回はPC「活用講座」、「ペン習字」、「発声術」を申し込む。
血栓が右脳運動野穿通枝に飛んで引き起こした「脳梗塞」は左上肢・下肢の機能全廃の後遺症を引き起こすが他に左唇から涎が流れ、左顔面の痺れから言語が明瞭に云えない言語障害も伴う、左鼻の麻痺で息継ぎが困難な為に歌も歌えなくなっていた。
機会があれば発声練習を習いたいと思っていたところへ案内を貰い、初参加する。
元アナウンサー、ボイストレーナーのN先生は巧みな話術と大きなジエスチャーに真摯な取り組みで120分の間に出席者6人を発声術の世界へ、完全に引き込み、終了時皆さんの表情は私も含めて輝いていました。
「いきいき発声術」は全身の筋肉を使い、腹式呼吸を習得して、大きな声をしっかり出す事で「声」、「健康」、「美容」に効果をもたらす、一石三鳥の働きがあると教えて頂く。
腹の底から声を出す事で横隔膜が押し下げられ、内臓が動いて、血の巡りが良くなり健康づくりに直結するとも云われていました。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ 丈夫ナカラダヲモチ・・・」の全文を順番に息を吸い込んで丹田に収めてから5メートル先の先生に言葉を投げかけて下さいと指示され、皆さん元気良く取組みました。お一人「脊髄小脳変性症」を患い、嚥下障害から言語不明瞭な方が居られたが懸命に取組まれ最後は詰まりながらも発声され、拍手喝采で終了しました。
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