東北関東大震災発生以来12日目、朝日新聞大見出しは「福島・茨城・栃木・群馬産ホウレンソウ■福島産牛乳 出荷停止を首相指示」、基準値を超える放射性物質が検出された農産物について県単位で出荷停止を指示した。
専門家は大気中の放射線量が大きく下がらないのは原発の破損個所から今もガス状の放射性物質が漏れ続けているためという。
昨日夕方から降り出した雨は、一晩中降り続くも今朝は上がって青空が広がり、早朝から日差しが差してくる。今日は今年初めての宝塚「脳卒中」友の会の仲間と明石「魚棚商店街」へ日帰り旅行の予定、昨日は降雨を心配しての問い合わせに「大丈夫晴れます」と約束した面子が立って嬉しい。
10:00 阪急宝塚駅改札に集合した仲間は7人、一人車いすのベンチプレスで頑張るアスリートF氏は支援ボランティア無しで一人駅員と交渉して単独運転操作しながら電車へ乗り込む。
残念ながら、残り6人は懸命にバランス調整をしながら杖を突ついての乗降は、自分の事だけで精一杯の有様では到底介助支援は不可能。
阪急宝塚駅⇒西宮北口駅・・・特急に乗車⇒新開地駅・・・山陽電車姫路行き特急に乗車⇒明石駅にて下車する。
幸い、一人車椅子による電車移動に慣れているF氏は乗換度に同一車両に乗り合わせ、須磨浜海岸から瀬戸内の海峡を眺めながら明石大橋を一望に収めて皆さん大満足のご様子です。
駅前広場で記念写真、交代で撮っていたら可愛いお嬢さんを連れたご婦人が「私が撮りましょう」とご親切に申し出られ、七人揃った写真をデジカメに収めていただく。
毎回、親切行為を経験する度に、身障者の姿に接して席を譲ってくれる乗客、不自由な歩行動作に道を空けてくれる通行客等沢山な好意マナーのお蔭で我々身体障害者も日帰り旅行が出来る喜びに感謝したい。
国道2号線の交差点信号を渡って「魚棚商店街」に入るも毎年経験する混雑ぶりは見られず、心なしかお客を呼び込む声も少なく感じる。
毎回、市場内を押したり、走ったりする自転車に注意して出来るだけ固まって歩くようにしていたが本日は少なく、目的の市場中程の「明石 玉子焼き」店に到達する。
車椅子の入店を確認すると了承の返事に安堵して、お客の空くまで入口周辺で待機する。
七人座って生ビール・明石焼きを注文、乾杯の音頭で呑んだビールの美味い事、やけどが心配するぐらいのアツアツの玉子焼きに冷たい生ビールが格好の味で堪能する。
食後は商店街の彼方此方のお店で試食しながらお土産を物色、天婦羅屋でいただいた「蛸コロッケ」が気にいって購入する。
明石名物の鮮魚の店舗では今が旬の「イカナゴ」が1kg「980円」で販売され、店頭は列をなす顧客で満ち溢れている。