G・ガルシア・マルケス著 木村榮一訳「迷宮の将軍」読了
本書は平成19年に新潮社より発刊されたものです。マルケスをかなりリスペクトしている姉から借りたものです。自分もマルケスに関しては姉に負けず劣らず好きな作家の一人ではあるんですが、いやー本書はかなりつらい読書でした。実を言うと完全には読了しておらず、あと5分の1程度を残すところで挫折したのでした。
南米をスペインからの支配から解放し、いくつもの国を独立へ導いた実在の将軍、シモン・ボリーバルの晩年に材をとったフィクションなんですが、「百年の孤独」や「族長の秋」なんかとはまた違ったトーンで語られていく物語にちょっとついていけませんでした。
残念でした。