町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

所沢市が空き家対策で、適正管理条例 

2010年08月26日 | 活動日誌
所沢市では、10月1日から「空き家等の適正管理に関する条例」を施行する。今回の条例では、空き家などが管理不全な状態となることを未然に防ぐことにより、市民生活の環境保全および防犯の街づくりに寄与することが目的となっている。そのため、所有者に対して空き家の適正な管理を義務付けとともに、市民への空き家に関する情報提供を求めている。管理不全と判断すると、市は、所有者へ指導や勧告を行い、さらには、必要な措置を講ずるよう所有者へ命令もする。また、それでも改善されない場合は、市によって空き家の所有者の名前や連絡先などを公表し、最終的には、警察など関係機関と協議して撤去を依頼することもできるという。
所有者にとって大変厳しい内容であり、全国的に見ても、類がないのではないかと思う。警察に撤去を依頼することができるといっても、本当に、依頼した場合に撤去ができるのであろうか。建築基準法第十条には、「著しく保安上危険であり、又は著しく衛生上有害であると認める場合においては、当該建築物又はその敷地の所有者、管理者又は占有者に対して、相当の猶予期限をつけて、当該建築物の除却、移転、改築、増築、修繕、模様替、使用禁止、使用制限その他保安上又は衛生上必要な措置をとることを命ずることができる。」(一部抜粋)とある。改善指導に、背けば法律違反にはなると思うが、実際の改善への効力の発揮については、この条例の施行状況を注目したいところである。
実際に、町田市内でも、これに該当する空き家が見受けられる。周辺住民は、本当に悩み、不安を感じている。敷地内の木がうっそうと生い茂っていたり、鍵が壊され人の出入りがあったり、中には20年近く放置されている空き家もあるという。市では、防犯、防災対策に力を入れている。犯罪や災害の原因となるような空き家を、目の前にして、何もできずいる地域住民にとっては、この条例は、改善への大きな一歩として期待されるところだ。

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