こんにちは、山下てつやです。今日は、遅い時間まで、会合やら打ち合わせとなり、遅い帰宅となってしまいました。
午前中、公園やスポーツ施設について、担当部より説明を受けました。一つは、野津田競技場に関する件、もう、一つは、木曽にある富士見スポーツ広場の件です。野津田競技場のある野津田公園は、新たに計画をつくる必要性が出てきています。これは、スポーツ施設としての需要や自然環境を守っていくという必要性からです。一方で、足元の課題として、駐車場不足への対応があります。特に、Jリーグの試合開催の際の車両の受入れをどうするのかという問題があります。こうした幾つかの視点から、多くの市民にとって、利用価値の高い施設としていくために、市がしっかりとした計画をつくる必要があります。
木曽のスポーツ広場、富士見スポーツ広場のことですが、ここは、三つの町内会で管理運営をしています。開かれた形で計画的に開放され、地域住民にとって、有効活用されているわけですが、公園用地として、本来、取得してきたことから、今後の利用や整備に課題が残っています。この広場は、地域住民にとっては、かなりの愛着をもって利用されており、一方的に、市の考え方や行政の立場だけで整備や管理が進められるものではない状況ですが、公共施設としての位置づけを担保していく必要性もあり、この点で、どのように地元と折り合いをつけていくのかが問われています。
さて、今日は、夜、介護保険料の値上げの説明を求められました。介護保険料の見直しは、3年ごとに行われています。今期は2012年度~2015年の最初の年度に入ります。したがって、新たな保険料となった最初の年なります。そして、この8月、値上げになって最初の年金天引きによる保険料での徴収が行われました。基準額は、約1000円の値上げで、所得階層にによって保険料率が違うことから、所得の高い方は保険料率が高く設定されています。したがって、値上げといっても、一律ではなく、ほとんど上がらない人もいれば、基準額の上げ幅よりかなり高くなった人もいます。そのため、人によって、負担感に違いが生じています。所得階層によっては、保険料率の設定が高くなった人もいて、なかなか納得できるものではないとしている方々もいます。主に、そういった方々から、説明を求められました。
結局のところ、説明というより、ご意見や要望をいただくことになりました。いつものように、介護保険を使わなかった人へのサービスの問題です。保険制度のしくみの性格上、使わなければ掛け捨てになるので、致し方ない側面はあるのですが、自己管理によって健康寿命を延ばしている努力が報われないことへの不満の声も大きく、実際に、健康な身体を維持するための活動にお金を使っている状況も人それぞれですが、あると思います。
健康な身体は、かけがえのないものです。介護を受ける身になって、初めて介護保険制度の価値を実感できるというのは、健康な身体故のこと。それゆえに、介護予防をどう効果的に推進していけるのかが、この制度に大きく求められているところです。
徴収した保険料を元気な高齢者に還元することで健康寿命を延ばすことができれば、もっといい制度になると、多くの人が感じているのは確かなので、前向きに、見直しをすべきだと思います。