町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

一般表彰に思いを込めて

2013年02月28日 | 活動日誌

今週、支援者の方をはじめ、地域でお世話になっている方など、文字通り一軒一軒挨拶をして回る時間を久しぶりにとることができました。どの家に行っても、ご無沙汰しているにもかかわらず、「よく来てくれた」と喜んでいただいた。ほんとに、ありがたいと、つくづく思いながら、短い時間でしたが、何時間にも匹敵するような気持ちにさせていただいた。支援者あっての、自分であることを改めて感じました。

しばらくすると「あそこにも行かないと」とか、「ごぶさたいている」とか、自然に頭の中に、近所にいる方のことが次々と浮かんでくる。そこで、「また、一軒行こう」となる。

病魔と闘っておられ、しばらく会っていなかった方を思い出し、お身体の具合を聞こうと思い、ベルを鳴らした。すると、代わりに奥さまが出られた。奥さまとは初対面だったので、自己紹介し、ご主人に会いに来たことを告げると、ドアを開けた奥さまは、もう泣き出していた。「去年、亡くなりました」と一言。不覚にも、これまで知らなかったとは。しばらく、言葉にならなかった。

すぐにあげてもらい、お線香をあげ、少し、わびるような気持ちで、ご冥福を祈った。仏壇には、生前、好きだったようで趣味で撮った写真が飾られていた。「この写真は、すばらしい」「よく、撮れていますね」などと言いながら、いくつかの写真を見せていただいた。最近のものでは、スカイツリーが。建設中のスカイツリーは、ほんとによく撮れていて、工事の作業が、くっきりと伝わってくるようだった。故人も気に入っていたようである。きっと、これからの未来、東京、日本、そして、町田を重ねあわせていたのではないかと、瞬時に感じた。「ご主人は、日本が好きで、東京が好きで、この町田が大好きだったのですね」と言うと、奥さんも、即座に「そうなんです。だから、しなくてもいいことまで、色々やりすぎたんです」と。70才前半で、帰らぬ人になってしまったご主人に対して言っているようだった。

議員になった当初から、よく、文化団体の会合で顔をあわせた。はつらつたる笑顔、自信に満ち溢れ、周囲を活気付けるような存在だった。地域を知らず、サラリーマンからの転職組みで議員になった私には、ほんとに、手の届かないような存在に感じたほどだった。生まれは、愛知で、町田には40年。公社の団地に住み、その間、文化活動や地域福祉に携わり、志を同じくした同志とたくさんの友情を育んだようだ。つらいときもあったようで、若くして、ご長男を亡くされている。いま、仏壇の上には、お二人の遺影が飾られている。

私も、気持ちを振り絞るように、「ご主人は、ほんとに立派な方でした、町田を築いてこられました」と、励ましの言葉を贈らせていただいた。

奇しくも、3月議会では、市の表彰条例に基き、一般表彰対象者として、故人の名前が記載された議案が提案された。故人の町田への功労が末永く顕彰されることになった。これまで、こうした表彰について、あまり、深く考えたことはなかったけれども、今度ばかりは、名前を見た瞬間に、奥さまの顔が浮かび、少しでも励みになればという思いが重なりました。また、故人に対しても、「おめでとうございます」と、心の中で祝福させていただきました。

 


3月議会初日・・・

2013年02月25日 | 活動日誌

朝晩の冷え込みが、まだまだ厳しいですね。東北の大寒波、大雪、記録的というより記録更新とのこと。テレビを通して見た、5m以上の積雪は、驚異的です。2階建ての1階が軽く隠れてしまうような雪に囲まれれば、生きた心地がしないのではないかと思う。映像を目にして、くれぐれも、事故がないようにと祈らずにはいられない心境になりました。

さて、今日は、3月定例会初日。補正予算の審査を行いました。本会議を終え、お昼を挟んで、委員会審査に。所管の建設委員会では、またも、問題となるような議案が上程された。都の外郭団体に委託していた下水道工事が設計ミスにより、やり直さなければならなくなったのだ。すでに億単位のお金がかかっており、やり直しのために、工事期間を大幅に延長しなければならなくなったのである。

発注している市側に責任は無く、全面的に委託先の責任としてやり直しの工事が行われるが、どこかで、損の穴埋めとなる補填をしなければならないはずで、工事をやり直すだけでは済まないと考えられる。今後、この都の外郭団体は、厳しい対応を求めらることになりそうだ。

委員会審査ののち、事務作業のために、夜まで議会におりました。7時ごろ帰宅して夕食。その後は、3月議会の質問原稿の資料を収集。3月議会では、団地に纏わる問題を取り上げる予定です。それでは、また。 写真は、先日、函館出張の際に見た雪の五稜郭。


映画館のない町田・・・

2013年02月24日 | 活動日誌

以前、山形に出張した際に映画祭の期間と重なったことがある。山形市内には、人が溢れて、夜も、ところどころに人が集り、満足そうに盛り上がっている人たちがいた。外国からも、かなりの人が来ていたようで、国際色豊かな雰囲気を感じた。寒い時期だったが、それだけに東北の地らしいものに感じられました。東京に帰り、ネットで調べると山形国際ドキュメンタリー映画際という題名が目に飛び込んできた。たった一泊の印象でしかないのですが、時折思い出しては、町田でも、町田らしい映画祭ができないものかと思うことがあります。

日本には、映画祭と名乗るものが、かなりあるようです。実際に、お隣の多摩市にも、日本映画の活性化に取り組んでいる映画祭がある。一見町興しのようにも思えるが、実際には、映画興しとでもいったほうがよいようで、映画ファンの掘り起こしや上映機会の拡大を目指しているようだ。

映画館の経営というのは、あまり、魅力的な事業ではないこを、実際に携わっていた人から聞いたことがある。その理由は、興行収入の7割以上が配給側に入るしくみにあるようだ。おそらく、そこから映画館の経営者に残るのは微々たるものかもしれない。

いずれにしても、町田というターミナル駅であり、日本でも上位に位置する乗降客を抱え、新宿、渋谷、池袋などに次ぐ売り上げがある町田駅周辺でありながら、映画館が一つも無い状況を改善してほしいとの声は大きく、市が公益の立場から関わって、なんとか一つくらいはつくらなければならないと考えている人は多い。市が、駅周辺の魅力を高める努力をしているのであれば、なお更である。

文化の香りがする町田の雰囲気を創出するには、間接的ではあるが、取り組んでいってほしい問題だと思うし、多くの方から声をいただいているので、議会の立場からも、なんらかのきっかけづくりをしていきたいと思う。

 

さて、今日は、成瀬の総合体育館に足を運びました。子どもが小学生のときに入っていたバレーボールチームが都大会出場となったことから、少しの時間ですが、応援のつもりで現地に行きました。成瀬の総合体育館は、バレーボールコートが4面はとれる優れた施設です。子どもたちが、伸び伸びとプレーしている姿を見ることができました。今年の東京国体スポーツ祭東京の会場にもなっています。とても感心したのは、車椅子の方が観戦できるように、2階にガラス張りのコーナーをつくったことです。よくできていて、これなら車椅子の方もそのまま観戦できます。それにしても、バレーボールに熱中した時期をもつ私にとって、夏の国体は、楽しみなことの一つです。今、何かボランティアでもできないものかと密かに思っています。館内にこだまするボールや声援は、その昔を思い出させてくれそうです。

写真: 小学校バレーボールクラブチーム都大会が行われている成瀬の総合体育館に来ました。スポーツ祭東京のバレーボール会場にもなっています。  車椅子観戦ができるように柵を一部をガラス張りにしました(^_^)/


春、もうすぐですね

2013年02月23日 | 活動日誌

子さんが、大学入試に合格したとの知らせを聞きました。浪人をしての志望校合格。本人は当然として、さぞかし親御さんにとってもうれしいものであるに違い。もう、そんな季節なんだと、春がすぐそこまできているような知らせでした。私の大学合格。もう何年前になるのか、わからなくなるような時間が過ぎたけれども、自分の受験番号を見つけたときの気持ちは、今もって、よく覚えている。受け取った書類を抱えるようにして、電車で帰ったように記憶している。

議員になってから、毎年、この時期になると、よくある問い合わせが、奨学金に関すること。うれしさもつかの間、金策に走っている親御さんは多いと思う。我が家も、これから先が大変なのは明らかだと覚悟するしかない。

今日は、午前中に党関係の会合に参加。公明党の女性政策について、少し、説明を聞くことができました。実は、わが党の党員さんは半数以上が女性です。そして、3割以上が女性議員です。地に足の着いた女性政策を実現できる所以はここにあります。代表的なものは、不妊治療への公費助成、乳がん・子宮頸がん・大腸がんの無料検診クーポン、さい帯血移植に保険適用、マタニティマーク、そして、子宮頸がんワクチンの定期摂取などが、公明党がはじめて国会で取り上げ実績としてまいしました。

午後から、乳幼児をもつ母親のみなさんと懇談会を行いました。大きな話題は、子どもの医療、そして、出産後の仕事への復帰などでした。仕事への復帰は、とても、大変なようですね。以前経営者の方と懇談した際に、お子さんがいる女性は、採用しにくいとのコメントを聞いたことがあります。なぜかといえば、お子さんのことで、急な休みがあったりするからというものでした。こうしたことも含めて、少子化を改善するには、世の中全体の意識改革が必要であると強く感じます。最近、よく、保険の広告に平均の葬儀費用が掲載されていたりしますが、その金額は出産費用より遥かに高額であることに驚きます。そのお金を、もっと、少子化対策に使えれば、少しは改善するのではないでしょうか。

それにしても、若いお母さんの情報収集能力は、すごいの一言でした。今日は、どうもありがとうございました。