町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

新庁舎建設現場を見学

2011年06月24日 | 活動日誌

新庁舎建設現場を市議会で見学しました。すでに、鉄骨が組み上げられ、躯体工事も終わり、建物の骨組みが出来上がっているような状態でしょうか。一階正面から入りましたが、一元化した窓口サービスをするためのワンストップロビーの空間となる場所です。とても広々とした大きなスペースです。市民に開かれた公開広場として、新庁舎を象徴する空間となります。

屋上に上がると、地上10階の高さから、すばらしい景色を眺めることができます。晴れた日には、スカイツリーを見ることができるそうです。新庁舎は、環境性能向上のために、換気、自然採光、太陽光の利用、雨水利用など、様々な省エネ対応に取り組んでいます。現在も工事中ではあるものの、風力発電を行っています。

震災以降、早期に新庁舎への移転を望むメールや現庁舎への不安の声などもいただくようになりました。震災により、工期に影響が出ることも心配されましたが、一部材料の調達に影響があったようですが、順調に工事が進んでいるとのことです。


t-PA療法について

2011年06月02日 | 活動日誌

大変、お世話になった方が、脳梗塞で倒れて入院をしました。すぐに、退院をしましたが、その後、1週間で再発。今度は、半身マヒとなり、現在、入院をして、リハビリをしている。お見舞いにうかがうと、ご家族から、t-PA療法という劇的に症状がよくなる治療法について尋ねられました。

脳梗塞は、脳に行っている動脈が詰まることによって、血液が流れなくなり、脳に酸素や栄養などが届かなくなってしまい、脳細胞が死んでしまう病気ですが、それでは動脈をふさいでいるものを溶かしてしまえば、血液が再び流れるようになって脳梗塞が治るのではないか? このような考えから始まったのが血栓溶解療法です。この溶かすための薬がt-PAとのことです。t-PAとは、組織プラスミノーゲン活性化因子の略で、日本ではアルテプラーゼという薬品が認可されています。

発症後3時間以内であれば、大変、有効に作用する可能性が高いとのことで、救急車による搬送体制の整備により、治療後、就業可能レベルに改善したケースが30%以上になった自治体もあるとのことです。

町田市には、東京都の指定する脳卒中急性期医療機関は4つありますが、そのうち2つの医療機関で、このt-PA療法の治療体制が整備されています。t-PA療法について尋ねてこられたこの患者さんのご家族は、最初の発症のときに、この治療をすれば、もしかしたら、重症化しないで済んだのではないかと言い、少し、残念そうでした。

実は、町田市民病院が、この2つの医療機関のうちの1つです。最初の発症のときには、ご家族が慌てて、車で、以前、かかったことがある病院に連れていきました。しかしながら、その病院は、都の指定する脳卒中医療機関でもなければ、当然ながら、t-PA療法は行っていない病院でした。その後、すぐに再発したことからすれば、このt-PA療法の整備がされている病院に行けばよかったという思いがご家族にはあるのではないでしょうか。

市民病院では、300名/年以上、脳卒中の患者さんが入院加療しています。そして、このt-PA療法を積極的に導入しているようです。こうした治療への理解をすすめたたり、搬送体制を確立することで、脳梗塞による脳卒中対策は、かなり、進むのではないでしょうか。