町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

子宮頸がんワクチンの公費助成に向けて

2010年12月10日 | 活動日誌

 子宮頸がんを国会の場に取り上げさせた平塚市議の鈴木さんの話を聞く機会があった。

今でこそ、おそらく、全国の市区町村の議員のなかで、子宮頸がんに一番詳しいと思われれる鈴木さんだが、相談として、子宮頸がんワクチンについて話を聞いたときは、はじめて聞くことばかりだったようだ。

鈴木さんは、子宮頸がんが、感染予防ワクチンの接種と定期的な検診でほぼ100%防げることを知り、ワクチンの早期承認のために、2007年9月、「ワクチンの承認が遅れている、早期承認を国会で取り上げてほしい」と松あきら女性委員長に要望したのだった。

これを受けた浜四津敏子代表代行(当時)が、同年10月の参院予算委員会で、ワクチンの早期承認と検診の受診率の向上を求めたことがきっかけとなり、厚生労働省の早期承認への取組が始まった。

町田でも、12月定例会での補正予算が可決されれば、いよいよ、このワクチン接種への助成がはじまる。実は、この鈴木さんは、町田に住んでいたことがある方だ。一市民の声を真剣に受け止めたことが、きっかけとなり、国会を動かし、いま、ここまで、話が進んだことを思うと、市民と直接触れ合う機会を多く持てる地方議員は、大きな力を持っていると改めて感じている。

 全力で、がんばってまいります。


町田、そしてサッカーへの思い

2010年12月09日 | 活動日誌

縁あって、もう、15年ぐらい前になるが、サッカーをしている高校生と知り合う機会があった。サッカーをしているというのは、幼少のころから、町田の少年サッカークラブに入り、小中学校とサッカーを続け、東京の強豪校に入り、サッカーをしているという意味だ。

その彼は、一年からレギュラーを勝ち取り活躍した。しかしながら、2年の時に、体調が思わしくないことから、医者に診断してもらったところ、運動ができない身であると診断される。それどころか、日常生活にも、影響を及ぼす治療を続けていかなければならないこととなる。私が出会ったのは、ちょうど、サッカーという夢が打ち砕かれ、人生の挫折と向き合わなければならなくなった直後のことである。

子どものころからサッカーをはじめ、全国優勝をした高校に入り、一年でレギュラーとなり、病によって、試合に出ることがなくなったにも、かかわらず、J1のチームから、誘いがあったというから、実力は、申し分なくJリーガーだった。運命とは、時に、あまりに残酷な場合があると、本人の話を聞いて、この時は思ったのだった。

高校2年という若さで、普通の高校生が持てるはずの夢や希望を失った気持ちは、どれほど辛いものであっただろうか、前向きに頑張ろうなどと言っても通じるはずもない。Jというフィールドができ、サッカーで成功して、苦労した母親を喜ばせたいとの気持ちが崩れた喪失感は、本人でなければ、わからないと思う。J1からの誘いについて、高校の顧問の先生が断りを入れたことを知ったときは、本当に運命のちぐはぐさに落胆したようだ。

そんな彼を支えたのも、また、サッカーであり、サッカーが育んだ仲間たちだった。仲間が、サッカーで活躍しているのをとても喜んでいた。日韓ワールドカップでは、地元の親友も大活躍した。彼の結婚式には、大勢のサッカー仲間が祝福に駆け付け、喜びとともに、彼が病気のために、選手としてフィールドをさらなければならなくなった悔しさを涙ながらに語ったという。

町田、そして、サッカーへの思いは、その彼が、常々語っていたことであり、私の町田のサッカーへの理解は、彼を通してが始まりである。


12月議会一般質問2日目が終了。

2010年12月06日 | 活動日誌

昨日は、4項目にわたり、一般質問を行いました。11月に火災、漏水事故などにより、緊急避難場所の確保について、相談を受けることがありました。その際、具体的な手立てが、きちんと示されていないと感じたことから、町田市の被災者支援策について、質問をいたしました。今後は、被災者支援マニュアルを整備して、具体的な手立てを示していくことになりました。

今定例会では、若者の就職支援についての質問が、他の議員からされています。私も、基本的には、雇用の確保は国の問題であると思いますが、それと合わせ、自治体が、若者の就職活動の支援をしていくのも、必要ではないかと思っています。たとえば、地方に行けば、自分の町や村の若者の就職先の確保について、その地域の人たちは、ごく自然な感情として、応援していこうという気持ちを持っているのではないでしょうか。

だから、何ができるの?ということになるわけですが、例えば、今、新庁舎を建設中であるけれども、ゼネコンとの契約の際に、「就職先として、町田の枠を確保してください」と、市は、言っただろうか。せっかく、多額の税を投入しているのだから、そのくらいのことは言ってもいいのではないかと思います。

制度やしくみにだけ、とらわれていると、自然な感情や、人間的な振る舞いを、忘れがちになってしまう。

話は、少し脱線しましたが、自分の町の若者が、社会に出て活躍できるようにしたいと考えるのは、ごく、当たり前の思考であるし、そこに税金を投入する意味も、また、あるのではないかと思います。