昨日、今日と2日続きで、相模原市内の小学校を2校を視察をしました。視察の目的は、児童のトイレ清掃です。実際のトイレ清掃の現場を見学し、町田市の小学校では行われていないトイレ清掃を、当たり前のこととして取り組んでいる状況を見て、町田市の小学校も、このトイレ清掃を行うべきであるとの思いが強くなりました。
まず、感じたことは、トイレが臭くないということでした。この点について、校長先生に確認すると、市内小学校のトイレは自動水洗になっており、このことが、臭わないことに大いに役立っているようです。市内小中学校施設から3K(暗い、臭い、汚い)を無くす取組の一環として自動洗浄設備が設置されたとのことです。児童も、3Kを無くそうという認識で、清掃に取り組んでいるようです。
感染症などの衛生面の問題について、校長先生に聞いたところ、「校長会で、一度も問題となったことはない」とのこと。便器を洗うときには、ビニールの手袋をして、手洗いを徹底している。
「保護者からクレームなどありませんか」と聞くと「全くありません」との返事。その他にも、先生の負担も特に問題はないし、子どもたちが、いやがるような態度を示すこともないことなど、確認しました。
何年から、実施するのかという点も、それほど、大きな問題ではないようです。高学年が中心になって行っている学校もあれば、1年から始める学校もあるとのことです。1年からから始めると、清掃の仕方が、しっかり身に付くようです。
「掃除をして、清潔感を保つ」「自分たちが使用しているものは、自分たちで清掃する」トイレ清掃の仕方を、6年生が説明してくれました。淡々と説明する姿。先日、町田市議会で、トイレ清掃を実施するにあたっての課題や問題を教育長が話しましたが、この6年生が、この話を聞いたら、どう思うだろうか。しかも、清掃をしていないために、臭っている校舎内のことを知ったらと思うと、子どもにトイレ清掃をさせないことは、勝手な大人の判断に過ぎないと感じました。させないことによるマイナスは大きく、実施をしないという選択肢はないと思います。