町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

被災地の瓦礫処理について

2012年01月21日 | 活動日誌

災地である福島県の企業が、ニューヨークで売り込みをしているニュースを見た。福島県の工場でつくられた繊維を、流行の最先端にあるブランドに売り込むことは、被災地で働く人たちにとって、大きな励みになっている。バイヤー側も、放射能汚染への不安が検査の実施などにより解消されると、ビジネスへの影響はないとし、被災地、とりわけ福島とのビジネスを望んでいる。ビジネスにより、復興への貢献ができることに喜びを感じているようだ。

一方、日本国内では、復興への思いがあるものの、復旧作業の大きな障害となっている瓦礫の処理がなかなか進まない。放射能汚染の不安から住民の理解が得られず、なかなか受け入れる自治体が見つからない。

今回受け入れをする瓦礫は、放射能汚染で心配される福島の原発周辺のものではない。しかも、予め念入りに放射能検査をして、心配無いものを受け入れることになっている。それでも、問題が起きたときの責任はどうしてくれるのかという住民の不安が上回り、がれきの処理が進まない。

通常、自治体は、自前で廃棄物を処理している。関東各地で、放射能汚染が問題になっている状況からすると、日常、焼却しているごみは、本来、放射能汚染が心配されて当然であるが、そのゴミは、検査もされずに、その自治体の清掃工場で受け入れられている。しかも、三多摩では、被災地でもない、焼却施設建設の目途のたたず、自前でゴミ処理ができなくなった自治体のゴミの受入れ作業を進めている。

検査をした被災地の瓦礫は受け入れることはできないが、検査をしていなくても、被災地のものでなければ受け入れようとしていることを、おかしな状況のように感じるのは、私だけであろうか。

私は、この瓦礫の処理が広域的に進まない理由に、国の原発への対応に国民が不信感を抱いていることが根底にあるように感じている。


ガンにかかった方の見舞いで

2012年01月13日 | 活動日誌

年初の挨拶をしていますが、先日、久しぶりに行った先のご主人がガンで入院をしていたことを知り、急遽、市民病院にお見舞いに行きました。病院に着き受付を済ませ、いざ、部屋に向かうと、知り合いに偶然会い、今度は、別の知人がガンのために入院していることを知りました。ガンが身近な病気であることを、改めて感じさせる出来事でした。

死亡原因のトップであるガン。次いで、心疾患、脳卒中と、この順位は、変わらないようですが、ガンの部位別では、かつては、胃がんが圧倒的に多かったようですが、現在は、それに代わり肺がんが断然1位とのこと。御見舞いにうかがった方も、実は、肺がんでした。

放射線による治療より、各段に効果的で、人体にも優しいといわれている粒子線による治療がある。市議会でも、取り上げられている。ガンの病巣だけを狙い治療効果を発揮するので、正常組織の損傷が少なく、従来の放射線による影響を受けやすい器官の近くにも治療ができるそうで、いずれにしても、治療効果は、各段に上がる。

現在、粒子線治療を受けられる病院は、全国で8か所程度と極めて少ない。これは、粒子線治療設備が大変高価であることが、大きな原因となっている。陽子線で80億、それより効果を発揮する重粒子線で120億程度はかかる。そして、保険適用がなされていないことから治療費に300万円程度の自己負担は必要となるようだ。ただし、民間保険会社では、先進医療特約によってカバーされる範囲にもなっているようで、この点では、負担が少なくて済むケースも期待できる。

この仕事をするようになってから、ガンにかかった方のことを多く耳にするようなった。会社の付き合いでは、あまり、知ることもなかった日常生活における素顔、そのままをお互い知る関係の方が増えたということであろうが、「これほど、ガンにかかる人が身近に多いとは」というのが、ガンという病気に対する印象となってしまった。しかも、これから、ますます増えるとも言われている。

これまで、議員活動を支えていただいた方とも、この病気のために、お別れしなければならいないこともあった。また、いつもお世話になっている方の中には、ガンで寝たきりの奥さんを看病しながら、地域のために自治会役員として活動されている方もいる。

すぐれたガン治療設備が地域の病院にあったら、どれだけの人が助かったであろうか。その家族や関係者も含めて、どれでけ、多くの安心をもたらすことができたであろうか。その点では、市民病院に、高価であっても、こうした治療設備が導入されることを期待したいと思う。きっと、町田市に愛着をもつ市民も増えるのではないかと思う。


成人の日

2012年01月09日 | 活動日誌

成人の日おめでとうごさいます。町田市では、今年、4099名の方が新成人となります。昨年より、141名少ないそうです。被災地でも、新成人の祝いされていることが報道されていますが、多くの犠牲者を抱えながら、新たな決意をしている様子には、とても、厳粛な感じを受けました。改めて、新成人の方々に対して期待とともに、お祝いことばを贈りたい気持ちです。

町田市は、これから産業振興に力を注いでいく。若い人たちが、アジアや世界に飛躍できる施策を展開したい。

新成人のためにと、市民の方が生けました。記念撮影の行列ができました。

成人式会場の成瀬体育館の風景