町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

秘密保護

2013年12月25日 | 活動日誌

山下てつやです。

職場の先輩が、かつて、こんなことを言っていた。「潜水艦に燃料を売る仕事をしたときに、潜水艦の居場所がわからなくて困った。」

通常、船に燃料を給油する場合、船は航海中で動いているわけだから、給油船が丘側から燃料を積み、航海中の船とタイミングを取り、給油場所を確認をして給油船は移動する。しかしながら、潜水艦の場合、位置情報は機密事項にあたるのだろうから、潜水艦が海上に現れたところの出たとこ勝負で、その時点で、給油方法を検討しなければならない。

給油の仕事を受けている会社は優良な大企業である。位置情報を厳格に扱い、情報管理体制がしっかりしているはずだから、「情報提供をしてもいいのでは」と思う方もいるかもしれない。しかしながら、情報の内容が国家間の問題であり、防衛上の機密事項となれば、国が情報管理に責任をもって関わっていないことが、提供する側すれば大きな障害となる。

今回の秘密保護法の意味は、このように考えると、外国から見た日本の情報管理体制が、どのように認識されるかが第一の問題であることが理解される。

公務員にも、民間企業にも守秘義務があるし、現実に、その義務はかなりの高いレベルで守れているのが日本の社会だとしても、それを高いレベルで担保するしくみがないと、透明性の高い会計報告書がない会社に大金は貸せないのと一緒で、やはり、国家レベルの情報提供はできないというのは、当然といえる。

秘密保護という仰々しい言い方は、国民への政府の対応というより、情報提供を行う諸外国への日本政府の姿勢をアピールしている表現なのかもしれない。

いずれにしても、この法律への理解は、マスコミ報道の影響もあり、あまりにも低いように感じる。国会議員がわかりやすく説明して、国民の理解を得ることを期待している。

それにしても、快晴の天気にもかかわらず、寒い。夜ともなると、冷蔵庫の中にいるような感じになる。それだけに、支援者からいただいた励ましの声は、一層温かみを増してくるように感じる。

それではまた。

 図師町から夕日

 


地域、住民の視点で

2013年12月23日 | 活動日誌

山下てつやです。

一段と寒くなりました。今日、鶴見川沿いを歩く機会がありましたが、川の近くは、少し暖かいように感じました。

小山田にある鶴見川上流沿いの桜は、周りとくらべると、開花が半月ぐらい遅くなります。川沿いは、暖かい季節には、少し、涼しくなるのです。川の流れには、寒暖の差を和らげる効果があるのでしょうか。

町田市の特長ともいえる流れる鶴見川、境川。その水の恵みを利用して、川沿い近くには、昔から人が住んでいたようです。そして、谷戸田の風景。良好な住環境が町田にはあったのだと思います。

地域の特性や住民の状況は、千差万別。これからのまちづくりは、住民の視点や地域の特性、実情に合わせていくことが望まれる。地方分権の時代にあって、国や東京都に代わって自治体が何かをするのではなく、住民の視点、住民のために何かをするという視点がきわめて重要だと思う。

町田市内であっても、旧公団の団地が立ち並ぶ地域もあれば、昔ながらの田園風景が見られる地域もある。これらを同じ制度、同じ基準で考える必要は、まずないと、誰しもが思うだろう。市の制度や基準といっても、国が深く関与していたり、他の自治体と横並びだったりと、住民生活や地域の視点というものが、感じられないものが多い。地方分権の時代は、まさしく、住民のための自治体としての力量が問われ、地方議員の役割は格段に大きくなる。

大型の団地には、そのための政策が必要であり、農村地帯には、その地域にあった政策があって当然なのである。エレベーターのない五階建ての団地では、介護保険サービスによる団地の階段の移動より、住民サービスとして高齢者向けに階段移動のサービスがあればいいと思うし、住民が点在する農村地域では、バス停までの住民移動サービスがってもいいと思う。肝心なことは、こうしたサービスの支え手も含め、地域の実情に合わせて、現実的に可能なサービスを提供していくことだ。

まさしく、地方議員が、地域、生活に足を踏み入れ、実情をつかみ、政策提案をしていくことが求められる時代になったと思う。

 サンヒルズ山崎から見た3.3.36号線


一段と寒くなりました。

2013年12月12日 | 活動日誌


今日は、夕刻から、寒さを一段と感じる一日となりました。

日中うかがった先に、キルティングを使って、ボランティア活動をされている方々の作業を見ることができました。
クリスマスに向けて、福祉施設や被災地への贈り物をするとのこと。

また、別の場所では、寒空の下、屋外で、シルバー人材センターの方々の包丁研ぎの作業現場を見ることができました。年に数回、自治会単位で、いくつかの場所を巡回しています。

どちらも、温かなぬくもりのような雰囲気を感じる場面でした。

決して目立つ場所で活躍されているわけではありませんが、人間らしさが伝わってきます。


こうした光景を見ると、現代社会が、求めているものは、経済的な利益にとらわれたものではなく、人の役に立ちたいという思いに視点をあてて考える必要がある。

先進国の中でも、高齢化がハイスピードで進む日本。そのなかを、どう生きぬくのか。いかに生きがいをもっていきるのか。庶民の生活のなかに、見本、手本となるヒントがある。

建設常任委員会を開催

2013年12月11日 | 活動日誌

山下てつやです。朝一番で、市長に対して忠生地区の町内会自治会役員の方々と申し入れを行いました。これには、忠生地区の議員も同席しました。

建設常任委員会に委員長として出席しました。本町田の通称くじら山という緑地帯があります。これは民地なのですが、市の緑地保全の計画のなかでは保全すべき位置づけにある緑地です。しかしながら、これは、規制の対象となるものではなく、法的拘束力があるものではありません。市は、それゆえ、元の地主と買取交渉をしましたが、これが纏まらず、不動産開発業者にわたり、宅地開発許可に向けての手続きが進められています。そこで、この緑地を残したいとのことで、周辺住民が中心になって、議会に対して、この緑地を残すための請願がだされいます。この審査で、ほぼ午前中が終わりました。市は、再び、この業者と買取交渉を行ったようですが、それも不調に終わったようです。

木曽山崎団地の都市計画上の変更手続きがされ、来年には、これが完了する見込みです。この大きな目的は、学校跡地の有効活用 にあります。今回の都市計画上の変更手続きにより、旧緑ヶ丘小学校跡地に町田消防署の建設が可能となる見込です。一方、この跡地をスポーツ利用していた方々から、この建設に伴い学校跡地が利用できなくなることから、練習場所の確保についての請願が出されています。

町田市は、スポーツにせよ、文化、芸術活動にせよ、市民活動が盛んだと思います。一方、そのための施設が少ない状況にあります。だから、施設はフル回転しているものも多くあります。特に、体育館は、旭町も成瀬も非常に高い利用率で推移しています。

膨れ続ける人口のなか、都市基盤整備に力を注いできた町田市。いかに、これから、住民満足度を上げ、維持することができるかが大きな課題。そのなかにあって、市民活動の拠点となる施設整備を進めることの必要性は高まっています。また、老朽化による建て替え需要も多く存在しています。中心市街地の賑わいも、将来にわたり約束されているわけではありません。新たな牽引力となる価値創造が必要なときだと思います。

こうしたなかで、来年2月には改選時期を迎えます。さまざまな声に耳を傾けながら、生活現場に入り、未来づくりに挑戦したい。

 

 

 

 


久しぶりの雨

2013年12月11日 | 活動日誌

   久しぶりの雨。朝の駅頭のために、町田駅に着くと、本降りとなりました。

今日は、本会議において、議案に対する質疑が行われました。地方分権の流れで、風致地区条例を町田市で制定することになりました。風致地区とは、自然の景観を維持保存するためにできた都市計画法における条例です。

町田市の場合、一般の市街地とともに開発の制限がなされている調整区域内に、風致地区は存在している。ここには、それぞれ住居があり、住民がいますが、その人たちの意向をくみ取る作業がなされていないように感じましたが、そのあたりは、今後の課題なのだと思います。

今日の夜は、来年の市議選に向けての対応について、数名で打ち合わせをいたしました。数名というのは、支援者の方々です。みな手弁当で、仕事を持ち、家族を養っている方々。自分、そして家族にとっても大事な時間を削って、支えていただいているのです。ありがたい話です。感謝を忘れてはならない。夜遅くまでありがとう。


一般質問今期日程終了

2013年12月09日 | 活動日誌
本日で今期の一般質問日程は、全て終了しました。明日は、本会議で質疑が行われる予定です。

今期の一般質問の成果の1つは、忠生630号線という小山田を通り唐木田に抜ける道路の暫定となっている区間を設計に入ると具体的な答弁があったことです。

この件については、議員一年目から質問で取り上げてきたことで、いずれにしても長期化している。

長期化の理由については、ここでは割愛しますが、この道路が完成すると、一部の場所に問題があるもののバス便を多摩方面に新規導入ができる可能性が高まることから、図師・小山田地区住民にとっては、大きな期待が寄せられています。

住民の切なる願いが、早期に実現するよう、これからも全力でがんばります。

地域とともに

2013年12月07日 | 活動日誌
今日も、晴れやかな一日となりました。

昨日の朝は、近くの公園まで、冷たい空気の中を走りました。

公園の中にある小川から、若干湯気のようなもが見えました。外気が冷たくなってきているのだろうか。


マンデラ元大統領が日本時間の6日に
亡くなった。
93年にノーベル平和賞を受賞。人種差別政策に反対。刑務所に27年。差別を廃止。

釈放後来日し、国際協力を求めた際、日本政府は、大変冷たい対応をしたとの話しを聞いたことがある。

日本の民間外交が、歴史的にみれば、それに反して温かい対応をしたようです。


昨日、田んぼ友の会の反省会がありました。会長の挨拶、そして、気兼ねのない会話。皆、とても、いい人ばかりです。
そして、今日は御輿会の忘年会。地域の人の輪に入り、楽しく過ごしました。

人それぞれだと思うけども、みな、この地域を思い、子どもたちを思い、その思いを共有するなかで、連帯を育もうとしている。

自ずと、この健気とも言えるみなさんともに、自分にできることは、何かを考えたくなる時間となりました。ありがとう。感謝。


図師・小山田地域の多摩方面へのアクセス向上について

2013年12月06日 | 活動日誌

12月議会一般質問4日目が終了しました。

私は、1日目の火曜日に質問。今回取り上げた中に、町田市の北部丘陵といわれる地域がある図師・小山田の交通アクセスの問題があります。この地域は、あまり適切な表現ではないかもしれませんが、町田市のなかでも、鉄道を利用するには交通が不便な場所です。

平成に10年代まで、止まっていたにせよ、この地域は、大規模な旧公団による区画整理事業が計画されていました。計画が実行されれば、多摩ニュータウンと一体的な整備がされ、都市計画道路がひかれ、モノレールの延伸計画なども前進していたのではないでしょうか。この周辺にお住いの方々は、この計画がある前提で移転をされてきた方がほとんどです。

いつになったら、モノレールは来るの?もう、来ないんでしょう? バスぐらい多摩方面に通してよ! 地域の方と接すると、こんな話になることも、しばしば。

この地域に住む人たちは、交通事情の問題から、大きな問題に直面します。中学から高校に進学する際の志望校の選択幅が非常に狭くなってしまうこと。本人もそうですが、保護者にとっても切実な問題となります。そして、社会人になる際、都心部での就労環境の確保。すぐ近くの多摩に駅があるのに、そこまでの公共交通が空白となっている状態が、この地域の発展を阻害し、せっかく、この地で育ったのに外にでてしまうことがよくあるようです。結局のところ、人材の流出にもつながっている。

今回の質問では、このことに対する市の認識を問い、できるだけ、早く、多摩方面へのアクセスを可能とする対応を求めました。市は、バス会社への働きかけを約束するとともに、、将来的には、この地域のまちづくりの必要性について認識を示しました。

また、忠生630号線といわれる唐木田に抜ける道路の残り400mの築造について、具体的な設計に入り、警視庁協議行うとの意向を確認することができました。

この住民の切実な願いをぜひ実現したい。