山下てつやです。甲府市にて、中学校給食について会派視察を行い、説明を受けました。
現在、甲府市では中学校においてセンター方式で調理し、食缶により、各中学校に給食を提供しています。平成10年に町田市と同様のランチボックスによる全員給食を実施し、その後、平成23年に現在の食缶形式による給食の実施に移行しています。
(試食も実施。人気のあるキーマカレーでした。大変に美味しい!)
ランチボックスによる給食提供では、美味しいとの声もありましたが、冷やさなければならないことから、適温での給食の提供ができませんでした。
H23年に、食缶形式への移行し適温での給食提供が可能となったことから、残食率を大幅に改善することができました。
導入にあっては、市内11校の中学校のうち4校で試験的に食缶形式により給食を提供。その評価を経て、中学校全校での導入としています。
温かいものが温かく、冷たいものが冷たくという適温で食事が取れることが、美味しい給食にとって、極めて重要な要素であることを改めて認識致しました。
平成30年の生徒アンケートの調査において、給食は好きですかという質問に対して、回答では、1.好き、2.どちらかというと好き、3.どちらかというと嫌い、4.嫌いのうち、1と2で89.7%を占め、9割の生徒が好きだとの認識を持っていることが明らかになっています。また、おいしいですかという質問でも、どちらかというとおいしいを含めると、90%以上がおいしいとの回答を得ています。
給食のメニュー作成にあたっては、原案を教育委員会が作成し、教育委員会の栄養士、保護者代表、給食提供業者、そして、現場の給食主任教諭などにより構成された献立作成委員会により作成をしています。
今回の視察では、教師を含めた全員での給食をとることが、食育の観点からも必要であると感じました。
ランチボックスにおいても指摘がある味が薄いという課題について、塩分の量などを一食ごとではなく、一週間単位であったり、あるいは、生徒の生活全般など、育ち盛りの運動量を考慮して、まず食べてもらうことを優先し、必ずしも、規準に固執せず、判断しています。
今後も、さらに、中学給食について、現場調査を行いつつ、よりよいものにしていきたいと思います。
今回の視察では、甲府市教育委員会、議会事務局、山梨県給食協同組合の方々に大変にお世話になりましたことに、感謝申し上げます。
甲府市議会の議場を見学。
牛乳のパッケージにがんばれ!ヴァンフォーレ!!!とホームタウンの応援をアピール
甲府駅すぐ近くの山梨県庁前で。