町田市では、教育委員会による小中学校の統廃合の計画が出されています。それに対して、学校を取り巻く各地域では地域コミュニティを支える場として、存続を求める声があがっています。学校の統廃合が、学校施設の統廃合となり、施設そのものの存続に即かかわるものでは有りませんが、跡地活用の議論がされていない中では、そのように考える人も多いと思います。
昨日の新聞には、廃校を第二保健所として活用している事例があることが記事の内容からわかりました。建物として耐震性や老朽化対策がされていれば、廃校舎はコロナのような緊急事態など、非常時の庁舎スペースとしての活用は極めて有効なのではないかと思います。
選挙では投票所となり、災害時には避難施設となり、スポーツをはじめとした様々な活動拠点にもなっています。最近いただいた声の中には、音楽をはじめとしたイベントの場としての活用の可能性などについても意見をいただいています。
今日も学校の統廃合について、ご意見をいただきました。学校を起点とした人のつながりや風土、地元で生産された野菜を給食に使うなどの地産地消、文化やスポーツの交流等、地域社会を育て、また、地域社会が次世代を育む場ともなってきました。この学校を起点とした地域社会の確立を考えるときに、廃校や学校跡地をどう活用するかは、地域の将来や次世代を育む上で、見過ごすことができない大きな課題です。
忠生3小を象徴するメタセコイヤ