町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

フレイル

2015年09月27日 | 活動日誌

 先日、日本栄養士会にて、話を聞くことができました。

 9月議会で、「栄養療法について」という議会質問をしました。この質問では、栄養の摂取により、疾病治療をしていくような意味あいで質問をしたことから、現在の医療制度の枠をはみ出た質問のようになってしまい、現実離れしたような側面があったことから、行政が行っている栄養指導や栄養管理などを専門とする法律に定めらた栄養士の方々について、勉強することが大きな理由です。

 行政との関わりでは、介護保険を活用したもの、医療保険制度を活用したものがありますが、どうすれば、市民生活に、もっと幅広く浸透、定着ができるのかという点について、うかがいました。

 私は、家庭訪問などをして、相談を受けることがあるのですが、よく、なんらかの慢性疾患により、服薬している方、それも、20錠、30錠と大量にとられている方がいます。一方、食事については、何ら具体的な話がないので、全く、疾病との関係性を意識した対応をしていない方が、ほとんどという印象を持っています。

  特に、目にするケースとして、精神疾患の方で、ひとり暮らしの方の中には、カップラーメンが山積みになっている家があったりします。薬は、服薬していても、食事には全く気を使っていないとひと目でわかります。

 医食同源という言葉や食は命の源という表現がありますが、肝心の食事が、正しく摂取されていなければ、低栄養による慢性的な疾患にかかっても、おかしくはないのではないでしょうか。

 また、最近では、超高齢社会に突入し、健康寿命、介護予防の視点から、栄養過多だけではなく、低栄養、栄養欠乏なども、高齢者の問題として、関心が高まっているようです。

このような状態を、少しでも改善していくには、専門的な知識を持つ、栄養士の方が、いかに現場に対してその指導能力を発揮していくことができるのかという点は、自治体が取り組むべき大きな課題と考えます。

現在、介護予防には、フレイルと呼ばれる、新しい概念が出てきました。英語では、老衰や虚弱の意味がありますが、これを防ぐことが、介護予防につながることから、定着させたいキーワードです。

 フレイルには身体的な虚弱だけでなく、認知機能の低下やうつといった精神心理的なフレイル、貧困や独居など社会的なフレイルの3つの要素も含まれます。

 フレイルを防ぐには、栄養と運動が欠かせないといいます。栄養、運動は、生活習慣の問題に発展しますから、住民にとってもっとも身近な地方自治体の取り組みが、大変、重要だと言えます。

町田市が、どのようにこのフレイルを防いでいくのか。実のある施策を実施し出来るよう、皆さんの声をぜひお寄せください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


東日本豪雨災害支援募金を行って

2015年09月23日 | 活動日誌

今日は、東日本豪雨災害の支援の街頭募金活動を、JR町田駅前で行いました。短時間ですが、大変、多くの方に協力をいただきました。また、真心の募金をしていただく際に、多くの方に「がんばってください」との声をいただきました。本当にありがとうございます。

一方、お一人の方から、「平和の党が泣く」「憲法違反」との声をいただきました。

先日の国会周辺におけるデモで、「戦争法案」「戦争反対」と叫ぶ人たちがいて、何度もテレビ画面やマスコミ媒体を通じて目にすることがあるのだから、無理もないことと思います。その点では、マスコミの報道の責任の重さを改めて感じます。

憲法違反と戦争法案という言葉だけが一体化し、漠然とした不安が広がっているようにも思います。さらに言えば、日本の国は、憲法9条と自衛隊によってのみ、守られていると思っている人たちも多いのでないかとも感じています。

実際のところは、そうではないということが認識されているとは、到底思われないよう状況ではないでしょうか。そして、国会もそうですが、大前提としての日本の安全保障の構造やそれを取り巻く環境に基づいた冷静な議論がなされていないところに、大きな誤解が生じる要因があるように思います。

日米安全保障条約では、日本に対して、米国が一方的に集団的自衛権の義務を負っており、それが、今の日本を守るための最大の抑止力となっていることは、説明を聞けば、その内容は誰にでもわかるように思いますが、この点についての理解は、ほとんどなされていないと説明を求められるたびに感じています。そして、今後も、その関係を変えて、日本が米国を守るための集団的自衛権の義務を負うような法案でもないことは明らかです。

その一方的な義務を、生かせないような状況があるのであれば、それは、日本を守る抑止力に影響を及ぼすことであり、そこにこそ、日本が戦争に巻き込まれる余地が生まれ、それを放置することは、多くの国民が望まないことであると、私は思います。そして、まさしく、今回の法整備の大きな目的の一つは、憲法の枠内で、その抑止力を最大限に発揮することにあります。

戦争法案とまで騒ぎ立てる政党は、国民の生命、財産を守り、幸福を追求する権利を真剣に考えるのであれば、日本の安全保障の実際の状況から説明し、戦争が起きない法案を国会に提出すべきで、そのようなことをせずに、国民の不安を煽ることは許されるものではない。

それどころか、そんな政党が次期参院選に向け、選挙協力をして、安保法案を廃案にするとまで言い出している。

あたかも、その様は、自らの思考や行動が次期参院選に向けた選挙目当てのものであることを自らが露呈しているようなもので、この法案の理解を進めることに、最大限の努力をしていく必要があると強く感じています。

 

 

 


外資系のラーメン屋さん

2015年09月19日 | 活動日誌
最近、日本の中小企業に外資が関心を持っているとの話を聞きました。その中には、ラーメン屋さんもあって、法人化されていれば、外資に買収されるケースもあるとのこと。
こうした外資による中小企業の買収が行われるのは、どのような理由によるものなのだろうか。
日本の中小企業が外国人労働者を必要としていること。日本の中小企業が持つ技術を取り入れ外国で活かしたいこと。日本の投資環境の安全性が高いこと。また、日本経済を支えてきた中小企業を高く評価し、資本力に乏しい面を補完することで、日本のマーケット進出の足掛かりをつくることが、大きな目的なのだろうか。
いずれにしても、大企業中心の日本の構造に一石投じそうな動きだと思います。
資本力の乏しい中小企業にとっては、それを補ってくれる資本がバックにつくことで、多くのビジネスチャンスが産まれる可能性が広がると、面談した社長は考えているようです。
自らが雇われ社長になることで、会社も安定し、従業員にとってもありがたい話と考えるのも合理的な判断なのかもしれません。
日本の独自性の高い技術力は、ますます、海外に流出していくことも間違いなく、日本の産業構造や経済がどのようになるのか、全く想像もできない時代になったように感じます。

メロンの思い出

2015年09月10日 | 活動日誌

サラリーマン時代、特に、90年代の一時期、大切なお客様を接待すると、決まってお土産で渡したのがメロンでした。

有楽町にそごうがあった時代です。その中に、果物屋さんがありました。そこに木箱に入れられたメロンが陳列されていて、それを買いに行くのが私の仕事でした。

木箱に入ったマスクメロンの編み目のついた様相は高級感たっぷりで、普段、スーパーで目にする価格とは一桁も二桁も違うもので、領収書を大切に保管して、精算されるのを首を長くして待ったものです。

その時に見たマスクメロンが、今でも、とても、強烈な印象として目に焼き付いています。

ところが、その出来映えを超えるようなメロンが町田のハウスの中にたくさんありました。


そうです。まちだシルクメロンです。見栄えだけでなく、糖度も高い。
このメロン栽培を支える町田式水耕栽培槽は、従来の根腐れを防ぎ、栄養分が根に行き届くことから、一つの幹から40~60個くらいできます。

いつの日か、まちだの名産となる日を夢見て行きたいと思います。


女子バレー中国戦を見て

2015年09月06日 | 活動日誌

昨日は、地元小山田神社の祭礼でした
私は、御輿会に入っています。この日ばかりは、他の用事は入れないようにしています。朝起きると肩が痛くなっていて、さらに、右足首あたりが、少し違和感を感じましたが、大体、毎年、そんな感じです。みなさん、お世話になりました。感謝です。

女子バレー、対中国戦を見ました。日本チームは、これから、まだまだ、強くなると思います。

日本は、応援したくなるチームですね。動き、粘り、他の国では見られない力を持っています。

それにしても、中国のエースは凄い!どう、攻略といっても、まともに打たれると、どうしていいものか。
足の長いスパイクを、他の国のエースより打ってくるケースが多いと思います。それだけに、フェイントがより効果的になっています。これが、決定率が高い要因になっていると思います。

守のシフトを、少し変えないと対応は難しいかもしれません。

日本チームは、練習環境の確保も、大きな課題です。

体格で勝る外国選手になれるには、選手に来てもらうのもそうですが、海外にどんどん出ていくことも考える必要があります。

また、アジア、特に、極東地域でリーグ戦を立ち上げることも、研究熱心な日本チームの選手やスタッフにとって、好材料となるのではないでしょうか。

ともあれ、リオ、東京と日本のバレーの飛躍を期待し、応援していきたいと思います。


一般質問四日目でした

2015年09月04日 | 活動日誌

今日は、一般質問四日目でした。今日の質問の中で、赤ちゃん登校日という授業があることを知りました。赤ちゃん親子に学校にきてもらい、児童生徒と継続して関わりをもつことで、赤ちゃんの成長やいのちの尊さを実感しながら人間関係を構築し、参加者相互に気づきや学びがある授業だそうです。児童にとっては、赤ちゃん親子とかかわることで、生命の尊さや自分もそのように育てられた愛情などに気づくことができる貴重な機会となるようです。赤ちゃんに限らず、世代間、高齢者や子どもたちなどの交流は、人間社会にとって必要なものだと思います。あまり多くはないですが、昼間の公園で遊ぶ子どもが煩くて困るという相談を受けたことがありますが、直接、交流をしたら、もっと感じ方も変わるのではないかと思ったことがあります。少し話としては、ずれているかもしれませんが、赤ちゃん登校の効果は、確かにあるのだと思います。


今日は久しぶりに夜ランしました。しばらくぶりのコースも通ったところ、ずいぶん景色が変わった場所があることを知りました。時の流れの早さを感じます。明日は、お祭りです。それでは。


一般質問三日目

2015年09月03日 | 活動日誌

今日は、一般質問三日目となりました。わが会派からは、あさみ議員が質問に立ちました。あさみ議員の質問の中で、私共、公明党で推進した胃がんピロリ菌検査の受診率が、これまでの胃癌検診と比べ非常に高くなっていることが、明らかになりました。約12ポイントの受診率アップとなりました。

今日は、お二人のお通夜に参列しました。それぞれ、思い出を共にした時期があったので、とても、身に迫るものがありました。

お一人は、もうご高齢で、ご主人を先に亡くされていたので、時折心配に思うことがありましたが、いよいよ、最後の時を迎えられたことを連絡いただきました。私の父は、車の運転手をしていた時期がるのですが、ご主人も同様の仕事を長年されていたので、そのことが、きっかけで、自宅に上がり、少しばかり長い時間、話こんだ記憶があります。運転手の仕事をしている方は、本当に、運転が好きな人が多く、どこに行くにも、長距離であっても車で行くのに苦にならない、また、運転している時間が長く、あまり、歩くことがなかったせいか、足が急激に弱ってしまったことを話されましたが、この点は、まったく私の父と一緒でした。ご夫婦とても仲が良く、お二人の姿が今でも目に浮かびます。ご冥福をお祈りします。

もう一人は、初めて、話したのが、平成10年くらいだったと思います。新婚家庭で、新居に越されてきたときに挨拶に行きました。とても、素直な青年で、若いメンバーの中で、将来楽しみな人が越してきたなと思い、とても、うれしく思ったことを覚えています。その後、期待通りに成長され、多くの方に信頼される人材へと成長した姿を見るにつけ、嬉しさもひとしおでした。その後、大変な苦節がありましたが、強い意志を持って、新たな環境で頑張られているとのことでしたが、今年になり、体調を崩されていることを人伝に知りました。1月半前くらいに、私もお見舞いにうかがいました。闘病生活で、強い薬のせいか、意識が朦朧としていることがわかりましたが、私のことを覚えていてくれました。そして、絶対に生き抜いて、新しい生活の舞台で、新たな戦いを起こす決意を示してくれました。病院を出て、こみ上げてくるものがありました。あれが、生前最後となってしまいました。そして、今日、病気と戦い抜いた力強い表情に、お別れをして、ご冥福をお祈りしました。

お二人に改めて感謝します。ありがとうございましたと。

 

 


一般質問二日目

2015年09月02日 | 活動日誌

本日は、一般質問二日目。わが会派から、川畑議員、おく議員が登壇しました。

川畑議員の質問では、町田市の鎌倉古道が取り上げられました。鎌倉古道といわれる鎌倉街道は、鎌倉時代に幕府と各地を結ぶ道路網で、鎌倉幕府の御家人が、いざ鎌倉の際に通った道路ともいわれているようです。

町田市には、鎌倉街道と言われる道が、関東一円の中でも一番多く残っているといわれています。小野路、野津田、七国山には、良好な状態でかなりの距離が残っているとのことです。

他市にもあり、文化財として保全をしている自治体もありますが、町田市には、地域住民や団体などの愛好家により、その存在が明らかになっているところもありますが、一般的には知られていないと思います。

今回の質問では、そこを市としてしっかり内外に主張して文化財、また、観光資源となるような取り組みを提案しています。町田市は、フットパスにも注力していることから、鎌倉古道を歩く方も非常に多いと聞きますが、一方、どこが鎌倉古道かわからず、迷われる方も多いとのことから、多くの人に楽しめるものにしてほしいとの質問の趣旨だったように思います。

こうした文化遺産が身近にあることは、町田市民に限らず、多くの方が魅力的な面を町田市に感じる一つの理由だと思います。

 


一般質問をしました

2015年09月02日 | 市政トピックス

今日は9月定例会一般質問初日。私も、質問順位が4番目ということで、本日、午後行いました。

1.フォレストベンチ工法について(土砂崩れを防ぐために)
2.最終処分場エリアの利用について
3.栄養療法に着目した取組について
4.子どもの安全について

4項目行いました。

最終処分場エリアの利用は、これまでも議会で取り上げられてきましたが、これまでの内容を踏まえた上で、どのような課題があるのかを改めて確認しました。

最終処分場エリアは、法規制をされている管理型処分場と法規制前の埋め立て処分場が一帯となった場所のことをいいます。

利用の課題について言えば、この法規制前と後で、それぞれの事情をわけて課題を確認しました。

法規制後の処分場については、規制に則った管理をし続けていくことから、自ずと、その利用は限れたものになりますが、利用にあたっては、埋め立て終了の手続きをする必要があります。東京都に申請手続きをすることなりますが、最終的に後4~5年はかかるだろうということです。

法規制前の処分場については、規制がかかっていないので、極端な話では現在でも利用は可能です。しかしながら、法規制前の処分は未処理のさまざなごみが直接埋め立てられていますので、地盤の状況や汚染の状況に問題がないことが前提になります。

この埋立処分場と管理型の処分場の境の対応における埋立処分場の埋設物の処理の問題があります。この周辺の埋立処分場のごみを、管理型処分場の手続きを進めるには、撤去する必要があり、答弁では、その工法が課題とのこと。

埋立処分場の埋設物の撤去は、多額の費用を必要とすることから大きな課題です。

この質問にあたり、法規制前の処分場に温浴施設を建設した市川市に行き状況をうかがった際に、埋立処分場のごみの撤去について話を聞きました。

当初計画では、法規制前の処分場の埋設物の撤去はせず、温浴施設を建設する予定であったのですが、工事を進める中で、土壌の状況がよくないと判断し、撤去に踏み切ったとのことで、その費用は約10億円。約20000m3で、その額ですから、かなりの金額です。

質問の中では、当然のことながら、町田市の場合のことについても触れました。町田市場合は、規模的に見て、10倍はあるだろうと。

質問では、埋設物の撤去については、ここまでとしました。

最終処分場エリアの利用と、旧埋立処分場の埋設物の撤去は改めて、どのように影響しあう問題なのか、聞く必要があります。

谷戸を処分場として利用し、そこに管理型処分場があることは、区域的にわかれていても、全体の構造上一体として考える必要があるのか。その場合に、埋設物の撤去は、処分場エリアの構造バランスに影響する問題なのかという疑問もあります。

いずれにしても、処分場エリアの利用については、さらに次回の議会までの宿題として取り組み、多くの方のご意見をさらにうかがう必要があることを改めて感じています。