町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

医師会との交流会に出席

2011年08月23日 | 活動日誌

本日、医師会と市議会の交流会がありました。いくつかのテーマについて、医師会の方と意見交換や質疑を行うことができました。中でも、印象的であったのは、日本がワクチン後進国だという話です。先進国では、すでに、定期接種が行われているワクチンであっても、日本では、かなりのワクチンが任意接種となっているとのこと。中でも、ムンプス(おたふくかぜ)ワクチンのについて、日本では、ワクチンの存在や合併症などについてほとんど知られていないが、アメリカ、ドイツ、フランス、イギリスは定期接種が行われているとのこと。おたふくかぜの合併症というのは、いくつかありますが、その一つに難聴があることを初めて知りました。しかも、幼少期に気が付かず、成長するにつれて、初めて、気が付くということも多いようです。当然、合併症の一つが難聴であるとの認識は、日本では低い状況にあります。

こらだけではなく、ワクチン接種の回数についても、大きな違いがあります。先進国は、7種混合が当たり前で、一回で、ワクチン接種を終えてしまう国が多いとのことです。いずれにしても、諸外国と日本の状況の違いは、大変、大きいようです。

その他、医師会に委託して行われている準夜急患子どもクリニック、休日夜間診療体制などについて意見交換をしました。いずれにしても、医療は市民の皆さまの健康、生命を守る上で、とても大切分野。超党派の議員で、取り組まなければならない課題です。


八王子市プラスチック資源化センターなどを視察

2011年08月19日 | 活動日誌

多摩ニュータウン環境組合議会で、八王子市戸吹にあるプラスティック資源化センターを視察。この施設は、昨年9月に開設されました。プラスチックの中間処理施設の建設をする際に、常に、問題となるのは、プラスチックを圧縮梱包することにより、発生するとされる有害物質。この施設では、全国初の光触媒分解方式と活性炭吸着方式を組み合わせた2段階処理方式のVOC除去装置により、これを完璧に除去している。

VOC除去装置

そして、もう一つの大きな特徴は、NPOへの委託により、障がい者雇用を行っていることである。全体の8割程が、障がい者だそうである。

主に、障がい者は、容器包装リサイクル法の対象外の異物を選別する作業をしている。写真は選別されたプラスチック類など。根気のいる作業だ。

戸吹は、八王子市の廃物処理を行っている場所でるが、焼却熱を利用した入浴施設や緑地公園もあり、市民の憩いの場所でもある。大きく関心を持ったのは、最終処分場の上部を利用した戸吹スポーツ公園。最終処分場としての管理を行いながら、その上をスポーツ公園として整備。ラクビー場、テニスコート、スケートパークなどがあり、管理を継続しているなかで、このような利用ができる点については、今後、町田市としても、大いに参考にしたいところです。ガス抜きの菅が、所々にあることが確認できました。

ラクビ―場

テニスコート

スケートパーク。若者に大人気。

廃棄物、最終処分場を資源や新たな財産として利用していくことは、循環型社会という視点では大いに歓迎されるが、放射性物質はそのような利用ができません。それゆえに、今後、原子力の利用について、新たな展開が求められてくるのは当然であると感じています。


荒川区街なか避暑地事業などを視察

2011年08月10日 | 活動日誌

暑い最中ですが、荒川区まで行き節電対策について、視察をしました。街なか避暑地事業、節電マイレージ事業など、3.11以後の電力需給逼迫の状況を受け、区独自で始めた取り組みを視察しました。

節電対策を荒川区で所管しているのは、環境清掃部環境課です。節電対策は、庁内においては、他部門に跨る事業だけに、調整能力が問われるわけですが、区長からトップダウンの方針により、節電対策の大枠が示されたことから、それをテコにして、全庁的な取り組みを展開しています。

区長は、元経済産業副大臣。柏崎原発が停止した際に、電力需給逼迫への対応をした経験があることから、区長として、節電対策をリード。ユニークな話題性のある事業をして、荒川区に止まらず、全国に節電を浸透させたいとの狙いがあるようです。また、23区区長会会長でもあることから、23区を牽引する対応策を、早くから検討したようです。

3月議会が終了して、年度予算が確定した後に、節電対策を策定したことから、限られた予算、人員で、どれだけ知恵を出し、工夫をして実効性の高いものにするか、現場の苦労は大きかったのではないかと思います。

街なか避暑地事業は、家庭の冷房を停止して区施設を利用することにより、家庭における電気の使用を抑制し、区全体の節電効果を向上させるとともに、併せて孤立しがちな高齢者の熱中症対策を図るものです。施設では、水分を補給できる給水設備を開放して、ミニ落語などさまざまな企画を行い、コミュニティの形成に一役買っています。

視察をしたふれいあい館は、子ども連れの若い親子連れや、夏休みであることから、中高生まで、施設のさまざまな場所で、暑さから逃れて過ごす光景が見られました。公共施設が住民にとって有効利用されているのが、実感できました。

公共施設のこうした利用は、本来、行われていたはずですが、震災後の節電を楽しく行うことを重要視して、広報を一工夫したことが、この事業の大きなポイントのようです。

節電マイレージ事業は、昨年同月比、どれだけ節電できるているか、数値を出して、一定の成果があると、景品をプレゼントする事業です。節電といっても、楽しみながらすることが大事だということが前提にあっての取り組みです。将来的に、節電を区民に定着させることが狙いです。

今回の視察では、どのように節電対策を浸透させるのかという点では、広報の重要性を改めて感じることとなりました。町田市においても、ぜひとも、活かしていきたいポイントです。

節電対策本部を区長が本部長となり立ち上げ、区をあげて取り組んでいることも、大きなポイントです。やはり、トップダウンは緊急時には大事でることを実感。担当課は、この節電対策を将来的には、節電以上に大きなテーマである地球温暖化対策に結びつけたいとの意気込みを語ってくれました。

街なか避暑地を実施してる公共施設の区内配置図。

節電対策では、徹底した広報により、区民への浸透をはかったことが、大きな成果につながったようです。

ここは、廊下スペースですが、街なか避暑地のスペースとして活用しています。中学生が宿題をしているようです。

区民の方のご厚意で、施設で行われていたスポーツ吹き矢の活動に飛び入り参加。区民の方からは、「荒川いいとこだろ!」と。となりは、おく栄一議員。二人とも真剣です。

荒川では、公民館を「ふれあい館」呼んでいます。子どもからご高齢の方まで集える施設です。中には、学童保育クラブもあります。音楽室、ミニ体育館、そして一体的に消防団の詰所がある多機能型施設です。今年、4月にオープン。指定管理者さんの創意工夫もすばらしく、夏休みの企画で、中高生の宿泊体験も行っています。大好評だったようです。

 


オリンパスホールで、東京河川改修促進連盟総会および大会に参加。

2011年08月04日 | 活動日誌

オリンパスホール八王子で開催された東京河川改修促進連盟の総会、そして大会に出席しました。同連盟は、東京の治水対策に必要な財源を確保し、全東京の河川改修を促進するためのものです。総会が、午後1時開始となりましたが、しばらくして、残念ながら松田選手の訃報を知ることとなりました。34歳とは、あまりにも若い、ご冥福を祈るばかりです。

オリンパスホールには、初めて入りました。天井が高く、広い、補助席も含めると2000席あるようです。町田市民ホールの倍以上の収容人数です。町田にも、早く、こうした本格的なホールがほしいところです。

肝心の治水対策の財源ですが、厳しい経済情勢下、十分な予算の確保が難しいようです。

3.11東日本大震災、先日の新潟・福島の集中豪雨による被害を考えると治水対策の促進が必要であることは明白です。

自然と共存するための知恵が求められていることや、自然環境は、常に、想定外の状況を作り出す要因を含んでいることを再認識し、新たな安全安心を構築しなければなりません。