山下てつやです。秋晴れの一日、町内会の遠足に参加しました。行先は、埼玉県立こども動物自然公園と川崎です。
どちらも、初めての場所です。川越については、マスコミでもおなじみになった蔵屋敷が並ぶ小江戸川越を散策です。もうかなりの人が足を運んでいるように思います。軒先で、鋳物、お菓子など商店が並び、街並みを楽しみました。
公園では、コアラを近くで見ることができたり、アスレチックがあったり、有料ですが屋内の施設があったりと、子ども連れでも一日遊ぶことができます。連れていったこどもたちも、のびのびと満喫をしていたように思います。
二つの場所は、まったく違う性格のものですが、それぞれ、観光、集客という点では、共通しています。自然動物公園では、その敷地の広さ、恵まれた自然環境、広い駐車場など、魅力あふれる公園です。移動しているだけで、時間が経ってしまいました。一方、商店が立ち並ぶ川越は、町並みとにぎわいに魅力を感じる場所でした。
このような魅力ある施設は、これからの時代、いかにして次世代に引き継いでいけるのかが大きな課題です。仮に、財政的に厳しいという状況になり、予算ゼロでやってくださいとなったら、どう対処することができるのか。
第一に考えられるのが、大胆な民間活力の導入というとになる。その場合の最大の武器は何になるかというと、公共の場をある程度自由に使わせて、これまでの規制を緩和することにある。
公共の場を使って、収益事業をできるようにして、その利益を全体の運営費にあててもらう。
そのうえで、公共の立場で、これだけは提供しなければならないもの、また、これはだけはしてはならないということも併せて提示し、民間に事業を委ねるとすると、どんな提案がなされるのか。
今回行った動物公園であれば、動物に囲まれて生活したい人のために、公園内に住宅を整備して、街をつくってみたらどうか・・・
それこそ、川越のような場所を敷地内につくってみたらどうか・・・
町田市の場合、駅近くにある版画美術館ならどんなやり方ができるのか。
そんなことを考えながら、一日過ごしていたら、あっという間に、時間は過ぎてしまいました。
今まさに、これまでつくりあげたものをいかに守り、変化に対応していけるものとしていくのかが、問われる時代だと思います。
財政的な厳しさに直面し、何かを諦めるのであれば、時と場合によっては、大胆にルールを変えていく必要があると、私は思います。これまでにない、民間と官のコラボレーション、そのルールづくりは政治の側が取り組むべき大きな課題です。