警察と保健所をいったり、来たりという相談が、時々、あります。具体的に、今回のケースでは、大声を出して、特定の近隣住民をを名指しで怒鳴りつける行為を繰り返し、団地に住むことから、特定の部屋に棒でつつくなどの迷惑行為を繰り返している者をなんとかしてほしいというものです。暴力行為でありますが、一方で、被害妄想など精神疾患によるものとも考えられます。
実際に、被害にあった住民の声を聞くと、継続的であり、また、時間を選ばないために、精神的苦痛は、かなりのものであるようです。すでに、団地であることから、周りの2部屋が引っ越しをしてしまったとのこと。
あまりにひどいので、警察に連絡をすると、保健所が対応すべきと言われ、保健所に連絡をすると警察に連絡をしてほしいと言われ、被害者にしてみれば、困り果ててしまい、行政に対して頼りなさを感じずにいられなかったようで、そのことから意見をいただくこととなった。せめて、保健所と警察で話をして、どちらが対処できるのかを相談してほしいと、呆れているようでした。
結局のところ、公社側が強制退去に向けて、自治会により集められた署名を後ろ盾にして裁判を起こしました。知り合いの弁護士に確認すると、状況からすると強制退去は免れないであろうとのこと。被害者にしてみれば、漸く、落ち着くことができるわけですが、明らかな迷惑行為を裁判を起こさなければ、対処できないことに、生活をする上で不安を感じずにはいられないと感じるのは、当然のことだと、話を聞きながら思いました。
住民生活は、さまざまな場で、そこに住むものしかわからい、判断できないことがあると思いますが、それに対するきめ細かい対応をするには、身近な自治体で、条例などつくることが期待されています。今回のようなケースにどのような対応ができるのか。身近な議員として、現場発の政策をつくりあげていきたいと思います。