本日、第一回定例会3月議会一般質問が終了しました。私も登壇させていただき、質問させていただきました。今回、障がい者の芸術作品に視点をあて質問をさせていただきました。
公明党は、こうした障がいを持つ方の芸術作品を多くの方にみていただく機会をつくることに力を入れ、国会、地方議会ともに多くの議員が取り組んでいます。 伝統的価値にとらわれない生のアートといわれるアール・ブリュット。障がい者の方の生み出す芸術の中には、アール・ブリュットとして評価され、大変、優れた作品が数々生まれています。
昨年、市民ホールで知的障がい者の絵画を見る機会がありました。際立ったその表現力に魅力を感じ、施設まで行き、創作活動の状況を見せていただく機会がありました。創作に集中している表情が、とても印象的で脳裏に焼付いています。
子どもの頃、一時期、私の母親は市の社会福祉協議会で障がい者と接する仕事をしていました。 ある日のこと、知的障がい者で近所に住む小学生が、廃棄物を集めて、何かを建物のようなものをつくっていました。障がい者としての姿しか知らない私には、「なんで、こんなにつくることができるのだろう」と少し不思議に感じ、それを母親に報告すると、「とっても、頭がいいのよ」と、母は言いました。なぜ、そのように言ったのか。おそらく、障がいの有無にかかわらず、人には、はかり知れない能力、可能性があることを教えたかっただと思います。
今回の質問が、このアール・ブリュットを一人でも多くの人に知ってもらい、障がい者の芸術活動への理解につなればと思います。
アール・ブリュットが感動として伝わり、障がいの有無にかかわらず、人には計り知れない可能性や能力があるとの勇気を伝えるメッセージとなり、多くの人の生きる力につながればと、母親の言葉を思い出しながら感じています。