町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

町田市防災訓練を視察

2008年08月31日 | 活動日誌
本日行われた防災訓練を視察しました。
先日の豪雨による被害のあとだけに、緊張感が今までになく漂っていました。
今回の訓練では、中心市街地における滞留者対策が取り入れられました。
鉄道事業者、大規模店舗事業者なども参加。町田市としても初めての取り組みです。
小田急、JRが交差するターミナル駅を有する町田市は、災害時には多くの帰宅困難者をだすと言われています。
初めての取り組みを視察し、コミュニケーションの大切さを実感しました。

集中豪雨対策の見直しを

2008年08月30日 | 活動日誌
先日の、集中豪雨では、私の住むすぐ近くの図師町で、110ミリという記録的な豪雨が、深夜2時過ぎに降りました。今までにない、この記録的な大雨による被害は、東京に住む私たちにとって、大きな衝撃だったのではないでしょうか。
今回の記録的な集中豪雨は、東京における自然災害に対する安心・安全の対策が必要であることを改めて多くの人が感じたのではないでしょうか。
特に、最近話題になっている「ゲリラ豪雨」の脅威は、マンホール工事の作業をされていた方に死傷者を出したり、熱戦が繰り広げられた甲子園でも観客席に滝のような雨水が流れ、応援団が球場内に避難を余儀なくされるなど、かつてない大きな被害をもたらしている。
この都市部を襲う「ゲリラ豪雨」は、1980年ごろは、10回/年程度であったが、ここ数年は、20回/年に迫るほど、頻繁に起きるようになったという。
そして、この大きな要因の一つが、地球温暖化にあるといわれている。集中豪雨を生み出す積乱雲は、大気中の水蒸気が増えることにより発生しやすくなり、さらにこの原因が、気温が上がることにあるという。
そして、この「ゲリラ豪雨」がなぜ都市部を頻繁に襲うのか、お気づきの方も多いと思うが、温暖化の副作用といわれるヒートアイランド現象が大きな要因となっている。ヒートアイランド現象は、ある地域の気温が周辺地域と比べて高くなる現象で、オフィスビルや交通が集中し、緑の少ない都市部は灼熱と化し、気温上昇しにより、こうした「ゲリラ豪雨」を生み出すという。
あたかも、現代的な都市構造も、実は、地球環境の性格を考えると、全く合理性を欠いているのだ。
今回、境川もこの集中豪雨で氾濫をした。大工事を重ね、安心と思われた河川の氾濫は、一河川の問題に留まらず、治水対策の根本的な見直しを迫られるものだ。大きな脅威として、受け止めるべきものだと思う。
この「ゲリラ豪雨」の根本的な対策を究明し、大都市東京が温暖化を食い止める施策をさらに実施してほしいものである。

斜面緑地を残す手立てを

2008年08月27日 | 活動日誌
最近の町田市の景観が損なわれている大きな要因一つは、斜面緑地の開発にあると思う。私が住む忠生地区でも、忠生、図師、山崎と中規模、大規模な斜面緑地での宅地開発が、次々と行われている。
こうした斜面緑地の開発は、景観を損ねるだけでなく、動植物の貴重な生態系を破壊し、古くからの町田市を知る人にとっては、ふるさと町田が失われていくものといっても過言ではないだろう。
この大きな原因となっているのは、町田市の緑地保全の施策が結果的にはあまりうまくいっていないこと、また、山林緑地に係わる相続税が高額なため、土地所有者が山林緑地を保有し続けることができないことなど、現行の税制上の問題が指摘できる。
市街地内の斜面に残る緑地は、現行の法や都条例等では十分な保全措置がないことから減少し続けており、このまま宅地化等が進めば、今まで身近な所で親しむことができた貴重なみどりを見られなくなり、多摩丘陵の名残を残す町田らしい風景はいつのまにかなくなってしまうであろう。
このことは、なにも町田に限ったことではなく、都市部の地域にあてはまる共通の課題。今年、視察に行った金沢市では、こうした斜面緑地は市を特徴づける景観であるとして保全しようと、斜面緑地保全条例を制定した。お隣の八王子でも、多摩丘陵の貴重なみどりを残そうと、条例をつくり、斜面緑地の保全区域を指定している。
いま、次々と失われていく町田市の斜面緑地。ふるさと町田の多摩丘陵の名残を見せる風景は、あと10年たつと、どれだけ残るのだろうか。この町田市でも、この貴重な斜面緑地を残していく手立てを一刻も早く見つけなければならない。

包括的な地域の行政窓口を

2008年08月26日 | 活動日誌
ポスト・グローバリーゼーションにとって必要な視点の一つに、地域という言葉が挙げられようになった。
身近な人間社会の中に、新たな価値を見出だすというより、もう一度人間そのものを見つめ直そうという心理が、底辺にあるのではないか。
地域といえば、この夏も各地で、盆踊りが盛大に行われた。それこそ、町内会・自治会の一大行事である。役員さんともなれば、その準備に数日間を費やす。
何人かの町内会長と話してみると、仕事の多さと密度の濃さに、本当に頭が下がる思いがした。
密度が濃いというのは、町内会には、地域に関係がある組織から次々と書類が送られてきたり、連絡が来る。
警察、消防、市役所と、それだけでなく、市役所は各部署ごとに書類を送ってくる。
縦割りの組織が、そのまま一つの町内会に別々に対応してくるわけだから、受ける方は、それだけ大変な作業となるし、受けた町内会は、警察、消防、市役所と、今度は会員にむかってその都度、説明なり、作業をしなければならない。
その際、大きな課題の一つに、地域の情報を入手したり、縦割りではなく横断的に相談などができる、地域に視点を置いた包括的な相談窓口がないということである。
例えば、ゴミの問題をとってみても、町内会でいざ会員に向かって、ゴミを減らそうと声掛けをするのに、その地域がどれだけゴミを出しているのか、市役所に問い掛けても、はっきり答えが返ってこない。これでは、町内会では、地域の実情にあわせて、役所からの通達なり、報告なりを説明できない。
ある町内会長が言っていたが、役所からの連絡を役員にしていると、「会長は役所の代弁者なのか」と言われてしまったそうだ。
町内会の仕事は、まさに360度であり、地域の様々な課題に対応しなければならない。
こうした地域で汗水垂らし働く人達を守り支えていくためには、各市民センターレベルに、地域の包括的な行政窓口や担当を設けるべきだと私は思う。
夏の暑い日に、道路を歩くある町内会長とばったり会いました。どうしたのかと聞くと、道路標識がおかしいと自宅に連絡をもらったことから、わざわざ現地を見に来たとのことである。何も、そんなことまでと思うかもしれないが、大切な地域のことたからと汗を流しているのだ。
こうした影で、地域を支える人の気持ちを大切にしたい。

大賀ハス

2008年08月25日 | 活動日誌
先日、下小山田の小山田神社周辺のハス畑を視察しました。鮮烈なピンクと白が混じるこのハスは、大賀ハスといわれ、夏になると毎朝大きな花を開く。このシーズンになると、朝早くから、どこから来たのか関東一円のナンバープレートを付け車が道路にとまり、カメラを持った人たちが、目につくようになる。
この大賀ハスは、ハスの研究で有名な故・大賀一郎博士が、1951年に千葉の検見川の遺跡から発掘した2千年以上も前の実を、発芽させたものである。
写真を見ておわかりになるでしょうか、手前側が雑草で覆われており、ハス畑はその分、小さくなっている。かつては、すぐ近くの川まで一面がほとんどハス畑だったそうだが、ここ数年はハス田すべてに水が行き渡らないために、雑草が生えてしまう。
ここは、水田であったところであるが、最終処分場が上に設けられ、そこから水が流れ込むために、稲作ができなくなってしまった。そこで、市が借り受けハス田としたそうである。
管理は、別に任されているのだが、水の供給は市が行っており、その水が足りないために、雑草が生えてしまう。当初は、そんなことはなく、しっかり水が供給されていたと聞く。
小さなことではあるが、地権者や地元に対する配慮は大丈夫なのか。市長がかわり透明性が増した市政運営。最終処分場の影響が少しずつわかってきているだけに、気にする人も多いだろう。


境川の水位から

2008年08月24日 | 活動日誌
雨の日の境川を視察しました。
ここ数年、境川の河川改修工事は着実に進んでいるように感じていたが、先日、近くに住む方から、大雨の日にはかなりの水位になるとの話しを聞き、改めて見に行きました。
本日の雨量では、まだ、大丈夫といったところでしょうか。
かつては、雨が降っても、田畑が周辺で水を吸収しながら、雨水は河川にたどりついたが、都市化が進み、そんな仕組みはいつの間にか失れてしまった。
それに追い撃ちをかけるように、ここ数年激しさを増す集中豪雨。
都市農業の保全は、都市における社会的なインフラ整備に繋がるのではないか。

車いす用階段昇降機、町田市でも介護保険適用に!

2008年08月22日 | 活動日誌
バリヤフリーが、叫ばれて久しい。しかしながら、まだまだ、街中には段差や階段を利用しなかれば、移動できなところがいたるところにある。
ご自身の病気により、車いすの生活を余儀なくされている方から、今年の春先に相談をいただいた。
車いすの生活では、段差や階段を移動するのに大変苦労することを実感。しかも、一人では、こういった段差の移動は不可能である。二人三人がかりでやっとのこと移動をする。これでは、移動や外出がしたい時にできない。必然的に外出は、ごく限られた日になってしまう。
ただでさえ、病気で精神的にきついのに、さらに、こうした状況は、その人を追い詰めてしまう。話を聞いていて、人の痛みのようなものが、ひしひしと伝わり、何かできないかという気持ちが高まった。
こうした状況を打開する福祉用具として、車いす用階段昇降機というものがある。一人の介助者がいれば、階段の移動が容易に可能となる。しかしながら、高額のために、個人での購入は難しい。そこで、ここ最近、各自治体で介護保険の適用がされるようになった。
ご相談の内容とは、町田市でもこの車いす用階段昇降機に介護保険の適用を実現してほしいというものでした。
話を聞くうちに、病気の進行状況にもよるが、あと数年しか生きる望みがないこと、そして残された人生を最愛の奥様といっしょに、この機器を使って自由に外出がしたいとのことを知った。時間は限られている。思い切って6月議会で、この車いす用階段昇降機の介護保険の適用について取り上げた。それが、この9月より実現することとなった。