山下てつやです。
今日は、48回目の誕生日になってしまいました。早いものです。20代30代にこのような年齢になった自分を、想像することもなかったのですが、最近は、これから先の人生を意識することがあります。とは、いうものの、まだまだ、子どもは成人までには、ほど遠いですし、目の前のことに全力で取り組まなければなりません。仕事のこととなればなおさらです。これからも、たくさんの方に、お世話になることと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。
この仕事について、大きな変化の一つに、地域に目が行くようになったことがあげられます。地域に目が行くようになると、学校であり、子どもたちに関心が自ずと向かいます。ここ2年近くは、健全育成の活動にかかわらしていただき、子どもたちの成長を目にする機会が増えました。そして、さらには、活動に携わる保護者や地域のみなさん、たくさんの関係者と思いを共有しながら、子どもたちの将来に期待を寄せています。
最近読んだ本のなかに、学校と社会の進歩ということについて、次のような記述がありました。50年以上も前に、アメリカの教育者の文章を訳したものなので、少し、わかりづらい文章となっていますが、感銘を受けたので、そのままの文章を紹介します。
「最もすぐれた、最も賢明な親がわが子に望むところのものを、まさにそれをこそ社会はそのすべての子どもたちのために望まねばならぬ。(中略)社会が自らのためになしとげた一切のものは、学校のはたらきをとおして、あげてその未来の自己にひらかれている新たな可能性をとおして実現しようと望む。まさにここにおいて個人的見地と社会的見地が統一される。」
複雑化し、大きく対立化した問題を抱える現在の人間社会にあって、未来に希望を見出すとしたら、未来の成員となる子どもたの成長にゆだねるしかない。
社会における一人一人が望むところは、学校をとおして、未来の成員にゆだねられる。よりよき未来は、まさしく今の私たちの行動によってひらかれていることを実感させる文章でした。私たちがなしとげられなかった問題の解決を、未来を担う子どもたちは、必ず解決してくれる。そう信じて、社会の接点となる地域が、学校をささえ、子どもたちの限りない成長のために、これからも地域の連帯の輪に加わりながら、絆を深める活動をしていきたい。
今現在の直面する課題解決に力を注ぎながらも、未来を見据え、多くの人たちの気持ちをつなぎあわせ、希望という二字を誰もが共有する、そんな思いを描きつつ、この一年もがんばりたい。
今日は、もう12時をまわってしまいましたが、大変、多くの方に、祝福のメッセージをいただきました。本当に、ありがとうございます。感謝の思いを込めて。