町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

一団地の住宅施設と小山田桜台団地

2019年09月02日 | 活動日誌
秋の祭礼が始まり、昨日は2会場をまわりました。来週地元の祭礼があることから、その準備を行いました。今日は、町田市民秋季軟式野球大会 、町田市民秋季ソフトボール大会開会式に出席。

 


午後には、町田市消防団第4分団第3部都大会への壮行会に。3部は、私が町田に来て、長期にわたり住んでいた地域だけに、とても身近に感じる部です。ぜひ、都大会でも健闘してほしいと思います。

帰宅後は、今週、一般質問があることから、その原稿準備を行いました。

今回の質問では、小山田桜台団地のまちづくりを取り上げます。小山田桜台団地は、町田市内の団地の中では一番新しく、入居開始が昭和58年。この団地の特徴として、都市計画法上の一団地として厳しい制限がかかっている市内の団地の中では、分譲比率がもっとも高いことが挙げられます。数字では、70%以上になります。
都市計画法上の一団地の住宅施設は、高度成長期に都市部に大量に人口が流入する中で、急激な住宅需要に対応するため、国の施策として建設されました。
都市計画法に都市施設として規定されていますが、都市計画として、区域、面積、建ぺい率・容積率の限度、住宅の予定戸数、公共施設・公益的施設及び住宅の配置の方針を細かく定めることとなっており、それ以外のものは建設できないなど厳しい制限がかかっています。例えば、小山田桜台団地には、空き地となっている幼稚園用地がありますが、一団地の都市施設の制限により、それ以外の施設は建設することことができないこととなっています。
当時は、一団地の住宅施設は、その急激な建設需要に対して有効な手法でしたが、そこに変更や手を加えていくことは、ひとまとまりの都市施設として認められたことから、部分的な変更は、全体の計画に関わる問題となり、都市計画そのものを見直す作業が必要なり、計画策定と合意形成が必要となります。
その合意形成において、賃貸住宅のように大家さんが一つということであれば、その作業は限定的となりますが、分譲の団地となれば、それだけ権利者が増えることとなり、その合意形成は、これまでの事例でも、時間や労力を要するものとなっており、容易いものではありません。
小山田桜台団地では、すでに、住民レベルの協議会が発足、その計画策定と合意形成の役割を果たしながら、一団地の都市施設の課題に取り組んできました。
すでに、新たな計画以降への住宅レベルのプランが策定されており、新たな都市計画への以降の条件整備が整いつつあります。
今般、小田急多摩線、多摩都市モノレールの延伸計画や周辺のまちづくりの進展が進みつつあることから、それをきっかけとして、今年度から、計画移行への手続きが行われることが示され、その説明会が行われました。
将来的には建築基準法上の緩和を行い、建て替えに向けての条件整備もいずれは必要となります。その合意形成は、さらなる時間や労力を要するものとなることが予想されます。
今後もさらに、団地内、周辺地域と連携したまちづくりを積極的に推進し、団地の活力を維持していくことが望まれます。
この町田市の中で一番新しく、そして、分譲比率が高い、一団地の再生は、小山田多摩線延伸計画や多摩都市モノレールの延伸計画と連動したものと捉えることができ、その点も、大きな注目を集ていくことが予想されます。
住民レベルの協議会は、ゆうに100回を超えていると聞きます。その将来を展望してきた作業は、年を重ねる中で、さらに意義あるものとなり、団地の価値を高めるものとなるに違いありません。


団地内にある谷戸池には、渡り鳥がやってきます。




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