町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

子ども発達センター、教育センターを視察

2022年11月24日 | 活動日誌

今日は、会派にて子ども発達センター、そして、教育センターを視察しました。

両施設は、公共施設の再編計画において、現在の教育センター敷地内に、複合化による建て替えが検討されています。

町田市の子ども発達センターは、「町田市心身障がい児を守る会」によって運営されていたすみれ教室を母体として、1972年10月に、市内在住の心身障がい児のための運営施設として設立されました。

子ども発達センターでは、町田市に暮らす0歳から18歳未満までの障がいや発達に心配がある子どもを対象に専門的な助言や療育を行い、他の支援機関と連携を取り、家族や関係機関を支え切れ目のない発達支援を行っています。

相談、障がい児利用者の計画策定、療育体験、親子通園、児童発達支援、また、訪問サービスも行っています。



こども発達センターでは、建替移転に伴い、プールの機能をどのように維持していくのが課題となっています。温度管理がなされており、肢体不自由をはじめ障がいある利用者にも使いやすいものとなっています。
センターに通所するお子さんだけではなく、障がいのある方の団体利用や障がい者スポーツ教室等開催されています。
 
全国的に、子どもの少子化が言われていますが、、障がいや発達に心配のある児童数は増えており、町田市も同様な状況にあります。市内における児童への支援体制も、幼稚園、保育園などとの連携が不可欠な状況にあり、その点でも、子ども発達センターの専門的機能をどう維持していくのかも、通所する子どもだけはなく、市内の子どもやご家族への支援にとって重要な課題となります。そのため、人材の確保、育成も含めた体制整備が必要であり、その点も踏まえた施設整備や運営も必要と考えます。
また、これまで対応ができていない重度の障がいへの対応も大きな検討課題です。
子ども基本法や改正児童福祉法が施行されることによる課題への対応は、市内の様々な事業や施設において必要なものとなり、市はその旗振りとしての役割もあり、とりわけ、子ども発達センターは、その意味でも重要な施設であり、拠点ともなると想定しています。
 
複合化に伴う新たな子ども発達センターの整備は、町田市の子ども行政にとって大きな意味を含んだものとなり、しっかりと支えていく必要があります。
 
教育センターには、小中学生の適応指導教室が設置されており、心理的な要因等により、普通級に通うことが難しくなったお子さんが通っています。
教育センターの視察では、校舎の見学とともに、教員の方による現場の体制や学校との連携等について状況を聞くことができました。ここでは、旧小学校の校舎を利用し、小学生、中学生の教室での支援が行われています。
校長などの経験豊かな先生方が対応しています。普通級への復帰、将来的な自立を視野に入れている指導にあたっていますが、まずは、一人ひとりのペースにあわせて、この教室に楽しく安心して通うようにできるよう、先生方も創意工夫を凝らし取り組んでいます。
小学生の教室は、すぐに校庭に出られるつくりとなっており、開放感があるものとなっています。
 

中学のものづくり体験、木工作業が行われており、一人ひとりの感性を大切にしています。

複合化により、同一敷地内に整備が計画されている子ども発達センターとの連携の充実も課題であり、期待されています。
複合化による開業は、2027年を予定しており、引き続き、状況をうかがいながら、この整備が充実し、町田市の将来を担うこどもたちの成長が明るいものとなるよう、しっかりと支えていきたいと思います。
それぞれ、大変忙しい中、対応いただきました職員の皆さま、ありがとうございました。


 



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