町田市議会議員 山下てつや “獅子奮迅”

てつやではたらく“山下てつや”が日々の活動や出来事、お知らせしたいことを報告します。

養育家庭体験発表会

2010年11月08日 | 活動日誌
10月、11月は、里親月間とのことです。東京都では、市区町村と連携して、養育家庭の体験発表会をしています。今日は、町田で開催されるということで、会場である市民フォーラムに行ってきました。
親が育てられない子を、社会が責任を持って養育することを社会的養護といい、それには、家庭的養護、施設養護がある。里親制度は、家庭的養護にあたり、乳児院、児童養護施設は、施設養護にあたる。日本では、施設養護が9割以上を占めるが、国際的に見て、これは、異例で、多くの国は、50%以下であり、家庭による養護が国際間の比較のなかでは、一般的である。
なぜ、このように日本では、養育家庭が普及しないのかということを研究している方の話を聞き、このことを初めて知りました。ちなみに、この方は、ご自身が、児童養護施設で働いた経験を持ち、自分の家庭は、養育家庭をしている。施設養護より、家庭での養護が、子どもにとっては、必要であるとの認識を示す内容でした。イギリスやアメリカなど、家庭的養護が一般的な国では、子どもは、家庭で育てる、家庭が必要との社会認識が強いようです。また、社会的養護を受ける子どもたちは、孤児ではなく、親が実在する子だとのことです。虐待、親の精神疾患、親の就労など、実際には、親がいる子どもが、ほとんどの子のようです。話を聞くなかで、主題から、少し逸れますが、何よりも、日本の家庭の力、家庭を守る、また、家庭を支える力が弱まっていることを強く感じました。家庭の力を充実させる、家庭の絆を、どう守るか、このことを、もっと真剣に考える必要を強く感じます。

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